北品川から

この人の作品は、森美術館で今やっている「万華鏡の視覚」展にも出てたね。
もう少し遡れば、オペラシティアートギャラリーでも見た。
とはいえ、今回の個展、最初、館内をぐるりと回って、作品をしけじけと眺めてみても、作家の含むところが伝わってこなくて、どうにもピンと来ないのだった。
受付でもらった簡単な解説を読むと、この人の仕事を、カンディンスキー以来の抽象芸術、あるいは60年代のオップ・アートの文脈に位置づけるような書きぶりで、理由はよく分からないが、その説明もなぜか釈然としない。

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