池袋から

快快の「SHIBAHAMA」を見た。
今回彼らが落語の「芝浜」を解体し、一見関係のない雑多な要素を混入し、シャッフルして観客に提示してみせたもの、それを高座の上でたった一人で演じきるのが、落語である。
いくら彼らが「芝浜」をずたずたに切り刻んでも、結局は、落語の、「芝浜」の、掌の上で踊っているにすぎないのではないだろうか?

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水天宮前から

第二回『噺の扉』
「転宅」 桃月庵白酒
「唐茄子屋政談」 春風亭小朝
仲入り
随談 小沢昭一
「居残り佐平次」 柳家小満ん

この春から春風亭小朝さんが始めた新しい落語会『噺の扉』。今回が二回目となる。
ちょいと前の用事が立て込んで、慌ててタクシーに飛び乗ったが、まずまず間に合った。
チケットを手に座席を探すと、会場の最後列。おやおや、と思うが、席についてみて、これはこれで悪くないと思い直した。会場全体の雰囲気とともに、高座を俯瞰してとらまえることができる。この日本橋劇場、いつできたのか、新しいホールだと思うけれど、落語会にはうってつけての、小体な会場である。

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