渋谷から

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劇場版501見た。2回目。ずいぶん編集を変えてきた。特に後半。1月に見た時は、まるでフィルムの断片をひとつのシーケンスに繋ごうとした途端、再びバラバラになって手の中から取りこぼすさまを繰り返し見せられているような、整理のつかない感じが残ったが、今回の編集でそんな困惑は多少薄まっただろうか。もっとも、それを良しとするかどうかは意見の分かれるところだろうが。いずれにせよ前回とはちょっと違う感興が起きて、あらかじめ用意していた感想がそのまま当てはまるかよく判らなくなった。こうやって取りあえずの公開後も編集を加え、客のほうもそれに付き合って別の思いを抱いたりしながら、日々のようにだらだらと続いていくのもこの作品なのだろうか。結局、この小文も何かを言っているようで何も言っていない。エンディング曲の気だるいリズムがよく似合う。