朝から洗濯を二回。下着組とワイシャツ組。日曜は雨らしいので多目に。

新宿末廣亭六月下席昼の部に。この席は落語協会の芝居。主任は古今亭菊志ん師。少々遅刻して入場。前座さんは聞き逃した。

落語 古今亭 志ん吉「寄合酒」
口跡滑らかでいい格好の噺家さん。
漫才 浮世亭とんぼ・横山まさみ
レストランの店員と客の会話。コロナネタ。
落語 柳家小はだ「真田小僧」
はん治門下、今年5月に二ツ目昇進、当席から二ツ目の初高座という。やや声が小さい?私が最近イヤホンで大きい音を聞いてばかりいるせいだろうか。そのためかだんだん集中を欠いてしまう。「おっかさんが男を引っ張りこんでいたんだって?」からスパッと入るのは新鮮に感じた。「うちの真田も薩摩に落ちた」でサゲ。
落語 三遊亭萬窓「紀州」
折り目正しい感じ。
音楽 のだゆき
鍵盤ハーモニカ。リコーダー二本使いから、アルトリコーダーにホースを突っ込んで演奏を試みるが本人やや不本意そう。
落語 古今亭菊之丞「短命」
この人が美人を演じるとハマりますね。横倒れになってしなをつくりながら、この姿勢でご飯をよそえるのかというのが可笑しい。
落語 柳家小里ん「夏泥」
小声で話を進める中に「殺せ!」と大声になるのがアクセントなのだろうが、聞き取りにくいと感じてしまうのは、やはり私の耳の調子のせいなのだろうか。「今年の大晦日にもういっぺん来てくれ」でサゲ。

曲芸 ストレート松浦
中国コマ、ビニール傘を使ったジャグリング。
落語 金原亭馬の助
昔ながらの寄席芸「百面相」を見せる。大黒様、閻魔様、達磨様、線香花火。
落語 柳家小団治「子ほめ」
紙切り 林家正楽
まず線香花火、客席から題を募って、七夕(笹の葉を切るのが大変そうだ)、金正恩(隣に金与正を従えて)、コロナウイルス(アマビエ)、シャンシャン(パンダ)
落語 柳家小満ん「あちたりこちたり」
石鹸箱を手に銭湯に出掛けた男がタクシーで銀座の寿司屋に行ったり上野広小路のクラブ「スペード」に行ったり。軽みがあって瀟洒で、こんな都会の真ん中の寄席で聞くのにぴったり。
落語 古今亭志ん陽「猫と金魚」
番頭の抜け具合がいかにも落語国の住人という感じでいいですねえ。屈強な大工の虎さんが猫に弱いのは実は魚座だからというサゲ。

近所の猫。「猫と金魚」で金魚を食べた猫じゃないよ

俗曲 柳家小菊
「並木駒形」「大津絵 両国」等。
落語 春風亭一之輔
一之輔師の自作なのかな?旅の噺家が田舎村で「七度狐」のように赤土と藁の入った雑炊を食べさせられ、腹が減って近くの浜で漁師から魚を買おうとすると、貨幣価値が違うのか、一銭で鯛が買える。噺家はお大尽のように扱われて…という噺。
落語 三遊亭歌奴「宮戸川」
大分出身の噺家市馬、文治、歌奴の三人会を地元で開いた時、危険を感じない限り吠えないはずの盲導犬が文治師の発声に驚いて吠えたというまくら。「宮戸川」にはこの人らしいクスグリも入る。一組しかない布団に同衾することになったお花半七、布団の真ん中の線は浦和と大宮の境界線、でも両市は合併したという、当夜の二人の成り行きを暗示するような?
太神楽 鏡味仙三郎
社中仙成、仙志郎のご両人。
主任 古今亭菊志ん「明烏」
菊志んさんは童顔で小柄な風体だし、ずっと若い印象があったけど、調べると私と同学年なんだ。家で本を読んでばかりの奥手すぎる若旦那の時次郎は、やや幼く作りすぎ(おネエっぽい?)とも思えたけど、この人のニンにははまるのかも。遊び人の源兵衛と多助に頼まれて、お稲荷さんの「お巫女頭」となった吉原の大店の女主人が、時次郎の前で笑いを堪えながら役になりきる姿には人情のようなものも感じたけど、一転正体が明らかになった時の態度からは、この商売の厳しさが漂うようにも思われた。

芝居がはねて、久し振りに紀伊国屋ビル地下のモンスナックに。

寄席の余韻を抱えて帰宅後、隅田川を渡って、かつての山谷堀、今は山谷堀公園から吉原近辺まで散歩の足を伸ばす。

隅田川の夕景
かつての山谷堀は埋め立てられて公園になっている
こんな猪牙舟に乗って吉原に向かったのだろうか
「明烏」のご神木こと見返り柳

落語ならこのまま中へくり込むところだが、今日のところは近くの銭湯に。15,088歩。

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