• 吉増剛造さんの朗読を聞いたのは実は8月8日の裏声ヴァージョンの上映の時が最初で、全然もったいぶることなく、まるで上着をさっと一枚羽織る感じでまったく違う動物になった様子に、ぼくは圧倒的に打たれてしまった。別の世界への入口は、いますぐそこにも開かれているんだと思った。 #
  • でも、確かに落語っていうのもそうなんだよな…。マクラからネタに入って、まるで川が不意に流れを変えるみたいに、あるいは、町を歩いていて路地に入ったら初めて見るような家並が広がっていたときみたいに、違う世界に連れられる感覚。吉増さんが落語好きだということから、そんなことを思った。 #
  • http://t.co/VvuBBQt #
  • 「閑さや岩にしみ入る…」の立石寺には「ムカサリ絵馬」があるのか!蝉の声のしない、生き物の気配のない岩の上は、冥界だったんだな、道理で! #
  • 8月も終わろうとしているのに、「予告する光」の旅はまだ続いているとはね。こんな深川高橋辺まで。吉増さんが導いた芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」、蝉の声したたる生命の層を抜けて、山寺に登れば、「閑さや」物の音聞こえぬ岩の上は、死せる新郎新婦の集う、冥界の婚儀の場だったとは! #
  • そもそもが地上では結ばれなかった二人を結ぶ場だもの、どんなストーリーも可能にするよ。津波に呑まれた東北の姉と焼身自殺したチュニジアの青年は、普通ならつながらない。破綻しそうなストーリーをまったく自然に聞かせたのは、ひとえに場の力、岩の上の山寺があの空間に降りてきていたのでは…。 #
  • しかし「ムカサリ絵馬」…。吉増さんの「山寺フィルム」の末尾で、旅館のテレビから宇宙飛行士の訓練のニュース、台風情報、そしてそこに「ラヴ・ミー・テンダー」が重なったときのクラクラする感覚…。この時も山寺が降りていたのだろうか? 地上で結ばれないものを結ぶ特異点のような場が地上に…。 #

Powered by Twitter Tools

コメントを残す