月曜の朝、自宅のPCが急におかしくなってしまったよ。
ログオン画面までは普通にいくのだが、その後すぐさまログオフの処理に移ってしまい、またログオン画面に戻る。それをいつまでも繰り返す。
前回正常起動時の構成や、セーフモードでの起動でも同じこと。
その他あれこれと試してもダメ。
まあ、システムが起動しないだけで、データが壊れたわけではないから、それほどの焦りはない(前にハードディスクが物理的にクラッシュしたときは焦った)。
が、システムやアプリケーションもろもろを入れなおす時間と面倒を思うと、やはり気が重い。
火曜の夜、ムーンライダーズの「マニアの受難」のDVDボックスが届いた。
せっかく届いたのに、PCがおかしいのでDVDが見られないのです。
そこで、最近はほとんど死蔵している小さなノートPCを引っ張り出してきて、外付けのDVDドライブをつないで、再生ソフトを入れた。
映像はカクカクするし、音はときどき途切れるけれど、まあ、見られないことはない。
水曜の昼、バルクのハードディスクドライブを買ってきて、システムを入れ、必要なデータを移したりしながら、ずっとそのDVDを見ていた。
といっても、映画本編のDVDはまだ見ておらず(テアトル新宿で2回見たしな)、同梱の日比谷野音でのライブ盤ばかり見ている。
いいですねえ。かっこいいですねえ。
ふと「ボクハナク」を見ながら、ぼくの好きな女の子はこのかっこよさをわかってくれるだろうか、と思った。
映画館で見たとき、高橋幸宏氏が「9月の海はクラゲの海」を歌っているのに感動したが、このライブ盤で改めて見ると、それほど感動しないなあ。ほかのゲストも、みんなそれぞれよかったからだな。
幸宏氏は「DON’T TRUST ANYONE OVER 30」でドラム叩いてたのね。映画館では見落としていた。スタジオでドラム叩いてるシーンがあったのはこのリハーサルだったのか。それにしてもかしぶちさんかっこいいなあ。
なんだか、かっこいいかっこいいばっかり言ってる。まあ、かっこいいと思える先達がいるというのはよいことだね。きっと。
「青空のマリー」の歌詞にある「外は正月みたいな空」という一節は、これは東京の人の言葉だなと思う(作詞のサエキけんぞう氏は千葉出身か)。ぼくには絶対浮かばないだろう。富山人は、正月の空が青空だとは思わないよ。
そういや、映画本編のインタビュー映像で、パンタさんの話しぶりがものすごく丁寧なのに驚いた。こういう人だったのか・・・。いや、実は、パンタさんの曲は頭脳警察もソロも聴いたことがないのですが、なんとなく怖い人なんだろうなあと思い込んでいた。
このライブ盤を見ても、パンタさんはいい人全開で、パブリック・イメージというのはあてにならないものだなあ・・・。いや、所詮ご本人を直接知っているわけでもなし、こういうのもまたパブリック・イメージをつくりかえているだけなのか・・・。などと心は惑うのです。
ま、自分の知っている範囲でも、腰の低い人が芯の強い人だったり、どなり散らす人が弱い人だったりというのはありがちなことだけどね。
ともあれ、かっこいい大人、かっこいい年寄りになりたいものだ。自己流でもがくしかない。遥かな道のりである。