そして夜の街に消える

写真は三陽の向かいにあるフライ家(店の名前は知らない)の串カツ。
この店でいう「辛いソース」をかけてもらったが、あるいは串カツには普通のソースのほうが合っていたか。 これが魚のフライなら、やっぱり辛いソースかな。
しばらくぶりに野毛を歩いたら、ここに来るたび訪れていたおでん屋が店を閉めていてショックだった。
壁にゴールデン・カップスのポスターが貼ってあったり、昔のソウル・ミュージックが流れていたりと、ちょっと変わった店で、またそれがよかったのだが。


気を取り直して、よし、今日は、未訪の「ホッピー仙人」に行ってみよう。
大体の場所はわかっている。長屋みたいな商店街の二階に上がり、少し勇気を出してドアを開ける。
いやあ・・・。こういう雰囲気か。
ごくごく狭い店。L字形のカウンターに、先客が5、6人。
カウンターの一番はじっこの席が空いていたので座らせてもらう。
席についてほどなく、お客が次々に入ってきて、店の外の通路まであふれてしまった。いいタイミングだったのだ。
ちょうどこの日は横浜でビアフェスタがあったそうで、ぼくの後にやってきたお客は、そこから流れてきたらしい。
見るでもなく見ていると、マスター(仙人)もお客もみんな顔なじみのようだ。
が、一見のぼくに、みんな気を使って話しかけてくれる。ウレシイ。
それなのに、大した話題を返してあげられない自分。
初対面の人には、人見知りしてしまう性格なのだ。ナサケナイ。
もう少しお酒を飲めば、口も回るのにね。
いやいや、今日のところは長居はよしておきましょう。
ホッピーを黒と白、ジョッキ2杯空けて、お勘定にしてもらう。
仙人と高弟たちのつくる親密な雰囲気にあてられて、上気してしまった。ぼくは、ほんの少し、彼らの手のひらの隅っこで、遊ばせてもらっただけだ。
が、その手のひらの居心地、悪くなかったですよ。

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