音楽の複数次元2008~ケージとウォルフ~
vol.2『音楽と集団、クリスチャン・ウォルフ』
【プログラム】
第1部
「Exercises」より No.2
「For Pianist」
「For 1, 2 or 3 people」
「Edges」
「Exercises」より No.11
第2部
「Prose Collection」より「Play」
「Prose Collection」より「Stones」
第3部
「Burdocks」
「Exercises」より No.2
* * *
かねて足立智美さんの仕事には興味があったのだけど、このシリーズのvol.1というのは見逃したな。残念。
といいつつ、ぼくはそんなに現代音楽を聴いているわけではない。
このクリスチャン・ウォルフという作曲家も初めて知りました。
Wikipedia見たら出てたね。1934年フランス生まれのアメリカの作曲家で、現在も活動中とのことだが、今回取り上げているのは、1950年代末から70年代後半の作品。
難しいことはよく分からないけど、当時、こういう試みを真剣に考えて、実践までしていたアメリカの実験音楽の人たちはスゴイなあと、ただただ讃嘆する。
また、足立さんも、当時の試みを真面目に参照して、今に再現しようとしている。
こうした足立さんの姿勢は、1920年代の日本の音響詩を実演するパフォーマンスとも通じるものと思う。
プログラムにあったテキストは興味深く読みました。
「自律した芸術という神話を社会の側から問い直そうとする態度と、芸術を存続させるために社会を持ち出すのではまったく態度が違う」か。
* * *
『音楽の複数次元2008~ケージとウォルフ~vol.2「音楽と集団、クリスチャン・ウォルフ」 』
会場: アサヒ・アートスクエア
スケジュール: 2009年01月18日 18:00~
住所: 〒130-0001 東京都墨田区吾妻橋1-23-1 アサヒスーパードライホール4F