そういえば先日見た歌舞伎鑑賞教室『魚屋宗五郎』で、妹が奉公先の殿様に殺されたと聞いて、周りで家族が屋敷に行くべきだとかやいのやいの言ってる中で、ひとり伏し目がちに黙然としている宗五郎の横顔にぐっときた。ふつふつとする感情を押し殺している肚のうちが伝わってくるのだった。

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