茅場町から

1927年に建てられたというビルの3階にある、古書店兼小さなギャラリー。
三方の壁に掲げられた瀧口さんのデカルコマニー、バーント・ドローイング、ロト・デッサン・・・に囲まれていると、味方の空間にたどり着いた、ここにいれば大丈夫だ、という安堵感がある。
瀧口修造の研究家であり、コレクターであり、そして今回の展示の企画者でもある、土渕信彦氏のギャラリー・トークを聞きに出かけた。

“茅場町から” の続きを読む

茅場町から

瀧口修造さんの講演のテープが残っているらしいことは、ずいぶん前の現代詩手帖の瀧口特集号に、その一部が採録されているのを読んで知っていたが、それが、こんなにきちんとした形で現存しているとは思わなかった。
それにしても、講演の始めから終わりまで、なんと若々しい含羞に満ちていることか!
そして、47年前の録音とは思えないみずみずしさ!
仮にこのテープを、講師の名を伏せて、昨年録音されたものです、と差し出されても、疑いなく聞いてしまうだろう。

“茅場町から” の続きを読む