不意に時間があいたので、新宿の末広亭に行ってきた。
夜の部まで少し時間があったので、近くの立ち飲みに入り、もつ焼きでビールを飲む。
この店は初めてだ。寄席がはねる時間になると、外まで客があふれているが、さすがにこの時間だと空いている。
コの字型のカウンターの向こう側で初老の男性がひとり飲んでいる。お客はぼくとその人の二人だけ。
店名も店の作りもスカしたような感じで、あんまり好きなセンスではないのだが、それでもこうしてふらっと入って気安く飲めるんだったらいいかな。


瓶ビール(クラシックラガー大)と突き出しにキャベツのサラダ。もつ焼き2本を頼んで締めて920円。
いい頃合になったので末広亭に入る。
右脇の小上がりの席(って言うんだっけ)に陣取って、前座さんの噺を聞いているうちに、上と下の目蓋がくっついてくる。
その日はなんだか朝からバタバタと駆け回っていて、多少疲れがきているところにさっきのビールが回ってきたのだろう。
また場内も空調が効いているのか効いていないのか、なんだか空気が生暖かい感じで、長袖のシャツでは暑いくらいだ。
そんなわけでずうっと意識レベルの低いまま、ぼんやりと落語を聞いていたので、演目と演者がいまひとつ繋がらないのです。失礼。
印象に残った人は、むかし家今松さん、金原亭伯楽さんというあたり。
確か、今松師匠が「うなぎや」、伯楽師匠が「近日息子」じゃなかったかなあ。逆か?
「宮戸川」を演ってたのは桂文朝さんだっけ? すいません、この辺、クエッションマークが多いですね。
あと代演で市馬さんが出てましたね。ネタはあんまり印象に残っていない。
トリの桂才賀さんは「首屋」。台東区役所で年寄りを観察してネタを拾っているというマクラから入る。
噺を聞いていて、正気いって、この人、あんまり好きなキャラクターっていうか、芸風じゃないということがわかった。どこかトゲがあるというか・・・。
才賀師匠、噺が終わって一旦引っ込むと、今度は北島三郎の「函館の女」に合わせて踊りを見せる。
東京かわら版10月号の円朝まつりの記事を見ると、ここにも「函館の女」を踊る才賀師匠の写真が。ホントにお馴染みの芸なんだ。

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