高木社長はよく粘った。もし7月、8月あたりの時点で機構活用が決まっていたら、ホークスはマリーンズと合併させられていたかもしれない。
今回、機構の活用に至ったことで、高木社長のダイエー本体の経営についての評価はいろいろあるだろうが、少なくとも話をホークスに限れば、ホークス球団の(とりあえずここまでの)存続と2リーグ制の維持は、高木社長の粘りに帰する部分も大きいのではないか。
銀行団と金融当局、再生機構を相手にするのは所詮勝ち目のない戦いだったろうが、ここまで粘ってくれたおかげで、2リーグ制維持へと世論が醸成する時間を与えてくれたといえる。
むろん、高木社長が機構の活用を渋っていたのはホークスのためというわけでもないだろうし、外部から計り知れない事情もあることとは思うが、まずは、高木社長お疲れさま、そしてありがとうと言いたい。
あとはもう、よくわからない。