このところ天気が不安定で、急に大雨が降るから洗濯物を干したまま外に出られない。
その点、今日は巣ごもり日なので、安心して朝から洗濯2回。そのまま日中は一歩も外に出ずに過ごす。
所用を終えて外出。虫の声が蝉から秋の虫に変わった。
夜は諸事情で北千住から開始。
初めての銭湯に。
薄暗がりの中に浮かぶ構えは、確かに銭湯のそれだが、私の抱いていた銭湯のスケール感を超えている。目の前の建物が銭湯だという事実を、にわかに咀嚼できなかった。
脱衣室の天井絵が見ものらしいが、色がくすんで描かれている内容が判然としないのが残念。
外観と違わず、浴室は広々として天井も遥かに高い。これだけの空間を占有できる体験は滅多にないと思う。
お湯は熱めで、水風呂はきりりと冷えている。このコントラストは素晴らしい。
特筆すべきは、変わり湯、薬湯の類が一切ないこと。水に自信があるのだろう。
露天風呂がいい。不思議なのは、入浴中に激しく雨が降ったはずなのに、露天風呂にいて、まったくその気配を感じなかった。雨が吹き込まない造りになっているのか。
露天風呂と水風呂を往復しているうちに陶然となった。まるで永久運動のようにいつまでも続けられそうだった。
外に出ると、雨雲は去ったようだが、道路には雨の痕跡がはっきり残っている。
長湯して遅くなった。散歩は省略して電車で帰宅も、10,077歩。