ゴミ出しからのコンビニ。朝刊の一面トップはさすがに各紙とも大統領就任関係の記事である。つまんないの。日経と漫画ゴラクを買って帰る。
昼は二階の食堂のカレー弁当。カレーは種類があって迷うが、チキントマトカレーにした。
夕刻、所用の後、夜の散歩に。隅田川テラスから白鬚橋を渡って、汐入公園に。馴染みの散歩道。
汐入公園で何か声が聞こえると思ったら、キックボクシング?の練習をしている男女がいた。ちなみに蹴っているのが女性。
普段なら水神大橋で引き返すところだが、今日は気まぐれに汐入公園と団地の間の道を歩いてから、これまた何となく、べるぽうと、という郵便局やスーパーのあるビルの中に入ってみた。
赤いのは鬼だろうか。雪だるまは疲労困憊といった様子で、まるで駐車場で仮眠中の州兵のようである。
高専と瑞光橋公園の間の道を渡り、住宅地の中の道を歩いて、また隅田川沿いの道に出た。
白鬚橋のたもとで明治通りを渡って、台東区に入った。
今日はYDBことS湯に。
久し振りに入ったが、程なくして、しばらくご無沙汰していた理由を思い出した。ここは人気の銭湯だから、若い客も多い。そして、例に漏れず、二人連れ、三人連れでやって来て、ぺちゃくちゃ喋るのは、若い客である。
露天風呂に行ったら、若い二人連れの客が休憩用の縁台に座って、えんえんと喋っている。言葉から察するに上方の人間だろうか。
コロナ禍ということもあるが、そもそも露天風呂での会話は外に声が漏れるので近所迷惑である。会話を控えるように促す看板も立っている。
その二人連れは縁台を立つと、今度は壺湯に入って話を続けた。私は一旦屋内の流し場に退散して、顔を当たってから、また露天風呂に戻ったが、二人はまだ話している。
すると、30代前半位の年恰好か、私からすれば若者と言ってもいいけれど、ひとりの客が立ち上がって、二人に向かい、口に人差し指を当てて、ややへりくだった口調で「すみません」と言った。
二人は少し小声になって、二言、三言交わした後、決まりが悪くなったか、すごすごと露天風呂を出て行った。
私は、「すみません」の一言で、二人の会話を止めた客に感心し、同時に自分のことを反省した。注意すべき時には注意すべきなのだ。それは若い客のためにもなる。また、そこには、角の立たない注意の仕方というテクニックもある。
今度、銭湯やサウナの中で会話を止めない若い客を見かけたら、私はきちんと注意できるだろうか。そんなことを自問しつつ帰り道を歩いた。17,292歩。