久しぶりに初台のICCに出かけてきたのだが、4月からメンバーシップ制度がなくなっていたことにいまさらのように気づいた。うーむ。
その代わりというわけではないが、森美術館のメンバーシップに入ってしまった。
こっちのほうはICCより全然高い。が、例の放送大学の選科履修生の学生証を見せたら学生料金にしてくれるというので、思い切って入ることにした。
入会金+年会費で7千円余り。
こうなったら、元を取るのに今年はあと10回ほども来てやろうと思う。


しかしまあ、六本木など森美術館がなければ出かける用などないのだが。
いっそ、この際だからいろいろ開拓してみようか。分不相応といった感じは否めませんが。
そんなわけで、森美術館の「秘すれば花」展と「ストーリーテラーズ」展を見てきた。
これで会期中2回目。
前回は、もう1ヶ月ほど前になるが、秘すれば花展の関連のパネルディスカッションを聞きに行ってきたついでに、本展も覗いたといった程度で、あんまりじっくり見られていなかったのだ。
というかですね、これは展示の構成上の問題もあるのではないかと思うのだが、例えば今回の両展の場合、会場の入口から入ると「秘すれば花」展で、それが引き続きストーリーテラーズ展になって、出口に至る、という流れになっているでしょう。
私は美術展を見ているとぐったりと疲れてしまうことがよくあって、今回の展示の場合でも、最初の秘すれば花展を見ているだけでかなりお腹いっぱいになってしまい、ストーリーテラーズ展の途中からは、体力ならびに精神力及び集中力が限界に達してしまうのですよ。
おかげで、前回も今回もストーリーテラーズ展の後半部はまともに見られていない。会期は今日までだっていうのに。
あるいはストーリーテラーズ展だけ見られるっていう秘密の入り口でもあるのか?
周りの客を見ると、そんな疲れた様子の人などいなさそうのだが、これは私だけの問題なのだろうか。
先日、東京都庭園美術館にジェームズ・アンソール展を見に行ったときもそうだったのだが、2階に上がってエッチングの小品群を見ているうちに、どうしようもなく疲れてしまい、にわかに会場を抜け出して、新館の休憩室のソファーに座っていたら、3回ぐらい意識を失うように眠りに吸い込まれてしまった。
決して体力がないわけではなく、これでもジムでエアロバイクを漕ぐときなど、平気で1時間、調子がよければさらにもう1時間漕いだりしているのですよ。
単に美術鑑賞が体に向いていないということなのかも知れない。
ICCメンバーシップ終了のお知らせ
http://www.ntticc.or.jp/About/member_j.html
MAMコンテンポラリー・メンバーシップ・プログラム
http://www.mori.art.museum/html/jp/mamc/index.html

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