ご近所シリーズ第二弾、今回は葛飾北斎です。
ま、というわけでもないですが、墨田区役所の隣にある、すみだリバーサイドホールというところで「北斎展」というのをやっていたので、ささっと自転車で見に行ってきた。
ここも、この前の江戸東京博物館ほど近くはないけれど、それでもうちから自転車で5、6分も走ればゆうに着ける場所です。
さて、なぜ墨田区で北斎かというと、葛飾北斎という人は、墨田区にかなり由来のある人だったらしくて、まず生まれたのが現在の墨田区亀沢。
このあたりに、今はすっかり埋められてますが、戦前くらいまでは南割下水という水道が東西に掘られていて、どうも北斎はこの界隈で生まれたらしい。
江戸東京博物館を両国駅と反対側に出て、清澄通りを渡ると、錦糸町の方向にまっすぐ続いている道があって、その通りの名前が北斎通り。しばらく前までは割下水通りと言っていたそうですが、北斎にちなんで名前を変えたみたいです。
清澄通りとの交差点から北斎通りを少し入ったところに、葛飾北斎生誕の地という小さな碑が建てられている。
生誕の地だけじゃなくて、北斎は生涯で93回も転居したと言われていますが、その多くが現在の墨田区の本所地域にあるそうです。
なるほどねえ。なんだかだんだん墨田区の観光ガイドみたいになってきたぞ。
ともあれ墨田区は、地域の生んだ世界的な画家である葛飾北斎の作品を収集していて、今回の「北斎展」で公開された作品もその一部なのです。
どうやら年に一回くらい、こういう形で区所蔵の北斎の作品を公開しているらしい。
さらに、北斎の作品を常設展示するための美術館、その名も「北斎館(仮称)」というのを建てる計画があって、墨田区はもうすでに建設用地も北斎通りから少し入った場所に確保しているのだけど、あいにくこの財政難で、いつまで経っても予算がつかない。
墨田区の人によると、全然着工の目途は立ってないそうです。
実はこの建設予定地というのが、実は私の勤め先の目と鼻の先なんですな。今は仮設の立体駐車場になってます。
それにしても北斎館(仮称)、一体いつになったらできるのか。
ということで今日の話はここまで。って、北斎展の中身の話には全然入れなかったぞ。