ふたたび末広亭に行ってまいりました。
もちろん、小沢昭一大先生目当てであります。
前回は諸事情から夜の部の途中からでしたが、今回は満を持して、ちゃんと前座さんから見ようという魂胆でありますよ。
小沢効果で末広亭に行列ができているらしいという噂は聞いていましたから、夜の部の開演時間より多少早く到着するように出かけたんですが、噂は本当だった。まだ昼の部の途中だってのに、末広亭の前にはもう行列ができてるの。


本当は、昼夜入替なしだから、昼の部の途中からだって中に入れてくれるはずなんですよ。いつもの末広亭なら。
ところが、その時点でもう場内超満員で、これ以上客を入れられないからってんで、外に客を待たせているというわけだ。
これで、昼の部が終わっておとなしく帰ってくれる人が何人もいればいいけれど、みんな入替無しでそのまま居座り続けたら、ずっと中に入れないままですからね。まあ、そんなことはないにしても、確実に中に入って座れる、という保証もないの。
いやあ、小沢効果も大したもんだと、半ば関心、半ば呆れつつも炎天下行列に加わりました。
私の後からも、次から次にお客さんがやってきて、最終的にどこまで続いたんだろう。私は行列の当事者でしたから、あいにく最後尾まで行って確かめるわけにはいかなかったんですが、後ろを振り向いて背伸びすると、本当に果てしなく続いてました。どうやら大通りのほうまで伸びてたらしんですけどね。
さて、寄席の中のほうは、そのうちに昼の部が終わって、さすがにそれなりにお客さんが入れ替わって、私も中に入ることができました。それでもやっぱり、椅子席は満員で、桟敷じゃないと座る場所がない。私の少し後からは今度は2階席に通されて、気がつくと、三方に立ち見の客がぎっしりという状況でした。

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