この週末は真夏みたいにいい天気でしたが、その前の週末、秋分の日を入れた三連休は、結構涼しかったですよね。
その三連休、ぼくはちょっと実家に帰っていたんですが、急に涼しくなったせいか、向こうで風邪をひいちゃいまして、ほとんど寝に帰ったようなものでした。
日曜の夜に東京に戻ってきて、その晩は多少楽になったかなと思っていたんだけど、朝起きるとそうでもなくて、結局月曜日は、午後から仕事を休ませてもらって。
会社の診療所でもらった薬を飲んで、うちでおとなしく寝てたんですが、熱にうなされてたんでしょうか、どういうわけか、自分の体の中を愛知万博のグローバル・ループがぐるぐる回っているような幻想にとりつかれていた。
どういうことかというと、今飲んだ薬は、ぼくの体の中のグローバル・コモン1の部分では効いているけど、ぐるっとループが回って、グローバル・コモン2の部分では効いてない、だからもう1服飲まないといけない。そうやって次々にループが回るから、それに合わせて薬をどんどん飲んでいかないといけない。そんなヘンテコな強迫観念に襲われてしまって。
ちょうど前の日の日曜日に、うちで万博の閉会式の中継をぼんやりと見ていたんですが、そのイメージが頭の片隅にでも残ってたのかな?
それで、浅い眠りから、ふと目を覚ますたびに、どんどん風邪薬を飲んでたんです。
すると、薬の飲みすぎということもあるんでしょうか。夢うつつの状態で、体を起こそうにも、寝返りを打とうにも、全身がまるで熱ぼったいスライムみたいにグテーっと重たくなって、全然自分の意思じゃコントロールできない。
どうすりゃいいんだ!そしておれはこのままどうなってしまうんだ!こんな苦しさが永遠に続くんじゃないかという感じがしていた。
そんなふうに半分うなされつつもウトウトしていると、いつのまにか朝が来て、熟睡はできていないながらも、熱はあらかた下がっていて、仕方なく出勤。
それから2、3日は、ま、大体いいんだけど、どこか熱っぽかったり、腫れぼったかったり。
もうこれですっかり平常に戻りました、という感じになったのは、金曜日くらいかな?
でも、だいたい風邪ひくと、完全に治りきるまで、1週間くらいはかかるでしょう。
しかし、月曜の夜の、あの感覚は、われながらかなりキテましたね。バッドトリップというのはあんな感じなのか?
熱にうなされたから薬を飲みすぎたのか、あるいは薬を飲みすぎたからうなされたのか。
ともあれ、薬は決められた用法を守って飲みましょうね。副作用怖いです。