先週の「小沢昭一的こころ」のテーマは「東西南北について考える」。
東西南北といえば・・・、ということで、むかし小沢さんが主演した「東は東・西は西」という映画の話を紹介していた。
というのも、この映画、近々上映されるらしいのですね。
詳しい上映スケジュールを確認しようと思って、劇場のラピュタ阿佐ヶ谷のウェブサイトを見ると、10月は「日々是好日 監督・春原政久」という特集上映をやっている。


小沢さんが紹介していた、正しくは「英語に弱い男 東は東・西は西」という作品も、その特集のうちの一本として上映されるようだ。
ラピュタ阿佐ヶ谷って、実は今まで行ったことないのだけど、じゃあ今度行ってみるのもいいかなあと思いつつ、そのほかの上映作品の解説を見ていると、この作品以外にも、小沢さんが主演・助演している作品がゴロゴロあるのですよ。
ほとんどの作品が、1960年前後の公開。もう40何年前ですよ。
えー。話はそれますが、例の太田和彦さんという人。
この人に、私は、まあ手っ取り早くいうと心酔しているわけですが、この太田さん、古い日本映画にたいへん詳しいらしい。
古い映画どころか、話題の新作もめったに見に行かないようなぼくには、太田さんの映画趣味にはちょっと着いていけないなあと、ひそかに、軽い劣等感めいた気分を感じていたのですよ。
そもそも、古い日本映画といっても膨大すぎて、いったいどこから手をつければいいものやら。
と思っていたのですが、ふと、この上映スケジュールを見ていて、そうか、小沢昭一という切り口があったか!ということに思い至った。
ナゾの多面体・小沢昭一の、映画俳優・小沢昭一という側面については、ぼくはまだまだ全然未開拓。
にわかに小沢マイブームになったのも何かの縁。だったらこれから、若き日の小沢さんの出演作品をとっかかりに、昔の映画を見ていくというのもアリだなあと思った次第なんでありますよ。
(多分、つづく)
日々是好日 監督・春原政久
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/sunohara/
この着物姿の青年、なんと若き日の小沢さんのこころだァー!

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