上の写真はアジア文化会館(ABK)主催のABK秋祭りのヒトコマです。
この日、午前中は天気が悪くて、これは屋内での開催かなあと思っていたら、なんとか雨は上がってくれましたね。
アジア文化会館では、アジアを中心とした第三世界諸国からの留学生のための寮や、留学生向けの日本語学校を運営していますが、この秋祭りでは、そうしたABKに集う留学生たちが屋台を出して、手作りのお国料理を食べさせてくれる。
ちゃんと数えてはないけど、15〜20くらいの屋台は出てたんじゃないかな。つまりは、それだけの数の国の料理が食べられるということで、いわばプチ万博気分が味わえるというわけですな。
しかも、万博だとゲートをくぐった瞬間、すべての飲食物が市価の3割増の値段になってしまいますが、ご安心ください。このABK秋祭りの屋台はすべて良心価格。だいたい1食あたり2〜300円程度で世界の味が楽しめるんですよ。
というわけで、今回は何を食べてきたかというと、
・バングラデシュのカレー
・マレーシアのカレー
・タイのカレーかけそうめん
・トルコのピーマンのトマトライス詰め(?)
・ペルーのお米で作ったデザート
です。短い時間の割にはよく食べたなー。
まあ、もともとそんなに盛りは多くなくて、ちょっとずついろいろなものが食べられるようになってるんですけどね。それでもちゃんと昼ご飯を済ましていった割にはよく食べたぞ。いや、食べすぎ。
それぞれの写真がなくて恐縮なんですが、簡単に説明しましょうか。
バングラデシュのカレーは、なぜか「ラブラブカレー」と銘打っていて、どうしてラブラブなのか、バングラからの留学生に聞いてもはっきりとは教えてくれない。まあ、単にマトンとチキンのカレーの2色盛りだからラブラブということなのかもしれないけど。
味は、普通に想像するインドカレーの味でした。
マレーシアのカレーは、一見普通のインドカレーっぽいのだけど、ルーの中に小さい煮干?が入っている。こんなの初めて見ました。付け合せに半分に切った卵と薄切りのキュウリ。
それに、謎の茶色いペーストが添えてある。恐る恐る口に運ぶと、これがまた複雑な美味。聞くと、サンバルといって、タマネギから作るものらしい。ふーん。
このマレーシアのカレーは、ライスはちゃんとインディカ米を使っているんだ。でも、炊き方がよくないのか、ベチャッとしててね。もう少しパラッといかないもんでしょうかね、ってウルサイね。おれも。
そういや、バングラのカレーは、ライスはどうだったっけ。あんまり印象に残ってないな。ということは、旨かったということかな。ターメリックライスだったと思うけど、コメの種類までは気が回っていなかった。スミマセン。偉そうなことは言えませんね。
タイのカレーかけそうめんは、リクエストすると、グリーンカレーかレッドカレーのどちらかをそうめんの上にかけてくれる。ぼくはグリーンカレーにしたけど、ちょっと甘みが勝ちすぎてたかなー。
トルコの屋台で食べたのは、ピーマンの中にトマトソースで味付けしたご飯を詰めてあるもの。味は、見たままの味でした。
最後のペルーのデザートというのは、これは変わったものでしたね。甘く味付けして軽くペースト状にしたご飯の上に、紫色のソースがかかっている。
このソース、紫トウモロコシ(というのがあるんだ!)をベースに、リンゴ、パイナップルを甘く煮たものらしい。屋台にも、まだナマの状態で、芯につぶつぶがくっついている紫トウモロコシがディスプレイしてある。一粒、ナマの紫トウモロコシをもらいました。ほんとうに真紫。基本的には、色付け用なんだろうな。
というわけで、ほかにも韓国、中国などいろんな国の屋台がありましたが、残念ながら胃袋の余裕の問題でパス。もっとお腹を空かせてくればよかった。
ちなみに、今回は秋祭りというイベントのお話でしたが、アジア文化会館の地下食堂では、タイカレーやインドカレーなどのランチが食べられて、平日は一般の人の利用も可ですよ。お近くにお越しの際は、覗いてみるのもいいかも、と宣伝しておきます。
財団法人アジア学生文化協会・アジア文化会館
http://www.abk.or.jp