気まぐれに入った店

神保町の交差点からほど近いところにあるビルの地下。
まだ若いマスターがひとり。開店してひと月ほどだって。
ビール(バス)、マール(Marc de Bourgogne)、ラム(English harbour)を飲んだ。
マールというのは知らなかった。ワインの絞りかすから造る蒸留酒。要はイタリアのグラッパのようなものだというが。
他に客がいないことをいいことに、バックバーからラムの瓶をいろいろ出してもらって講釈を聞く。English harbourというのはアンティグア島のものだそうだが、プエルトリコ、マルティニック、トリニダード、ガイアナ・・・。酒瓶を見ているだけで気が遠くなりそうな。
しかしバーは気まぐれでしか入らないから、いつまで経っても馴染みの店というのができない。お酒の知識も増えない。ま、もっとも懐の都合もありますが。

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