もう一回見た

取り急ぎ印象に残った映像を覚え書きしておくことにする。
今回の上映期間は終わったので(また3月に上映するらしいが)、ある程度具体的に書いても叱られないだろう。
冒頭、針生一郎がどこかの市場を歩き、魚屋でおもむろに小魚を摘み上げ、口に運ぶ。これはいきなり衝撃映像だった。こはだの酢漬けを買い求めた針生氏は、店先で封を開けて、むしゃむしゃとこはだを食べはじめる。これでもかというように。


少女が開いたノートは、びっしりとハングル文字が書き連ねてある。白紙のページのアップ。ボールペンでぼくのまったく読めない文字が一文字一文字書かれていく。
京都の喫茶店で、針生氏と鶴見俊輔の対話。よもぎ餅を食べる鶴見氏の口許から、濃い緑色のよもぎ茶が一滴あふれる。鶴見氏は指でぬぐおうとするが、当たらず、よもぎ茶はそのまま垂れる。
金芝河と重信メイの対話。針生氏との対話では、伏目がちに、ほとんど閉じている時間のほうが長いのではないかと見えた金氏の目が、重信メイの言葉を聞いている間は(重信の話す日本語は理解しないはずなのに)しっかりと見開かれている。

コメントを残す