桂歌々志改メ
三代目桂歌之助の会
ご挨拶 小佐田定雄 むかし家今松 柳家一琴 桂小米朝 歌之助
一琴「松竹梅」
小米朝「くっしゃみ講釈」
歌之助「七段目」
中入
今松「親子酒」
歌之助「茶の湯」


NIKKEI NETで連載されている「京の噺家桂米二でございます」は毎回楽しみにしている。今週は更新がないのでちょっとさみしいね。
上方落語にもずっと興味はあったのだけど、東京住まいでは見られる機会も少ないし、なかなか取っ掛かりというものがなかった。が、この連載がその取っ掛かりになったようですね。
東京でも何度か米二師の公演があったのは承知していたのだが、都合が合わなかったり、うっかり忘れていたりということがあって、去年の8月の会に初めて出かけた。
このエントリーは桂歌之助襲名披露の会についての話のはずなのに、米二師の話ばかりで肝心の新歌之助さんの話にならないな。いや、もうすぐ出てきますから。
その8月の米二さんの会に一緒に出演されていたのが、新歌之助、そのときはまだ桂歌々志さんだったのですね。
当方、米二さんも、歌々志さんも、ナマで見聞きするのは初めて。
正直言いまして、会の主役たる桂米二さんは、日経の連載を読んで抱いていた印象と、ちょっと違った。ま、顔かたちはサイトにも写真が出てますから、実物とそうそう違うということはないわけですが、要は、声が違った。こちらの勝手なイメージでは、もっと違う声の人だったんですよ。
そんなわけで、目の前で米二さんが喋っているのを聞きながらも、頭の中で整理がつかなくて、どうも違和感が先に立つ。うーん、噺家が落語より先に文章で知られるというのも難しいものだね。
さて、そんな米二さんには悪いけれど、その違和感のせいかも知れないな、逆に、まったくの初見になる歌々志さんがよかった。

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