バート・バカラックのコンサートに行ってきた。
バカラック今年80! ブラボー!
と、いきなり脈絡なく盛り上がってみる。まあそんな気分なんですが。
こないだ、おじさんたちにバカラックの話をしたら、まだ生きてたのかという顔をされた。
まだ生きてますよ!矍鑠!と答えつつ、金曜の夜にNEWS23にバカラックが出るというので、ビデオを撮って見たら、案外老けてたのでちょっとショックだった。
まあ80だもんね・・・、と急に弱気になる。
今回のコンサートの宣材で使ってるバカラックのビジュアル、あれは10年位は前のものじゃないのかね。


ともあれ、久しぶりの東京国際フォーラム。やっぱり広いねー。デカイ。
そんなに悪い席ではないのだが、さすがにステージからは遠いな。
こんなこともあろうかと、今回はオペラグラス代わりの小さい双眼鏡を用意してきた。
結構大活躍しました、この双眼鏡。おかげで、バカラックとオーケストラの演奏を手に取るように堪能させていただきました。
容貌はちょっとおじいさんになった感じだけど、演奏や身のこなしは元気!
腰を浮かせたり立ち上がるようにしながらピアノを演奏、オーケストラに指示。
すごくリラックスしてるように見えました。
バカラックはだいたいスタインウェイのピアノに向かってましたが、時折、客席に向かって置いてあるKURZWEILのキーボードを弾いていた。
思ってたよりボーカルを取ってくれて嬉しい驚き。映画音楽を集めたセクションで、The Look of Loveを歌い出したのには思わず声が出てしまった。
バカラックが歌ったのは、Wives And Lovers、Raindrops keep falling on my head、Alfie、ぼくがさっとタイトルが浮かぶ曲だと、こんな感じだけど、もっと、あと2、3曲は自分で歌ってた。しわがれ声の、美声とはいえないけれど、味があるいい声なんだ。Alfie生で聞けてよかった。
中ほどの長いインスト曲の後でなんか演奏を失敗したらしくて謝ってたけど、よく分かんなかった。本人曰く、新しい曲なので勉強中なのだとか(本当?)。客席からの「That’s OK!」の声にバカラック苦笑。
実はアルバム「At This Time」まだ聞いてないんだ。この後すぐに買いに行こうっと。
ボーカリストは黒人の女性二人に白人の男性、それからゲストということでオランダ?からの女性歌手をステージに上げてました。
自分のバンドは、ドラム、ベース、サックス、トランペット、キーボードという構成。これに東京ニューシティ管弦楽団が加わる。
What the World Needs Now is Loveの一節で始まって、この曲で締めるという構成。
アンコール、最後の最後は、もう一度Raindrops keep falling on my head。会場から手拍子と歌声。演奏を終えた後の笑顔が印象的。
そして、ステージの前に集まった観客に丁寧に握手をしたり愛想を振りまきながら舞台下手に去るバカラック。ブラボー!バカラック。いつまでもお元気で!
* * *
An evening with BURT BACHARACH and The Tokyo Newcity Orchestra
会場: 東京国際フォーラム ホールA
スケジュール: 2008年02月17日 15:00~
住所: 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号

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