では、どうすれば痩せられるのか。
これは簡単な話で、摂取カロリーより消費カロリーが多ければ痩せられる。
つまり、算数の問題だ。自分の一日あたりの摂取カロリー量と消費カロリー量を認識して、入ってくるほうを減らすか出ていくほうを増やすかすれば、必ず体重は減る。
言葉にすれば簡単だけど、言うは易く、行うは難い、といった類の話だろう。
が、それ以外に方法がないのも事実だ。
手始めに、自分の摂取カロリー量を認識するのが一番簡単かもしれない。
毎日の食事を外食やコンビニ弁当ばかりで済ませている人も多いと思うが、ファミレスのメニューにはカロリーが記載されていることが多いし、コンビニで売っているおにぎりや弁当のラベルにも大抵カロリーが印字されている。その数字を足しこんでいけばいいのだから、むしろ外食のほうが摂取カロリー量の管理は簡単と言えないこともない(ここで不満なのは、ファストフードのメニューにはカロリーが書いていないことが多いことだ)。
ともかく、そうやって、自分の一日の摂取カロリーが分かったとする。
次に、消費カロリーのほうはどうか。
基礎代謝量という数値があって、これは横になってじっとしていても内蔵の働きや何かで消費される、最小限のエネルギー消費量なのだという。
ぼくは去年の6月から近所のスポーツクラブに通っていて、このことは後で気が向いたら改めて書こうと思うけれど、最初、そのクラブの一日体験企画に参加したとき、たまたまその時期にインボディ測定会というのをやっていて、ぼくもよく分からないままに測定してもらうことになった。
インボディというのは、体内に微弱な電流を流して、体脂肪量や筋肉量などを測定する機械らしい。測定が終了すると、いろんな数値が印字された紙が出てくるが、その中で自分の基礎代謝量も分かる。
ぼくの一日あたりの基礎代謝量は、その時点で1800キロカロリーという程度ではなかったか。今では多少筋肉量が落ちているから、1700を切るくらいか。つまり、基礎代謝量というのは、筋肉量に左右される部分が大きい。太ると脂肪ばかりが増えるわけではなく、重くなった体を動かすためにはその分筋肉も必要になるから、ある程度は基礎代謝量も大きくなる。
この1800キロカロリーという基礎代謝量は、決して少ないほうではないが、要は、最初に書いたように、摂取するほうとのバランスの問題だ。
その頃のぼくは、休みの日になると、お昼にコンビニ弁当を買って、それだけじゃ物足りないからサンドイッチも買って、ついでにジュースも買って、ということも度々だったのだけど、弁当の種類によっては、これだけで一日の基礎代謝量にほぼ匹敵するくらいのカロリー量に達してしまう。
初めて基礎代謝量という数字を突きつけられて、普段の食生活を考え合わせると、正直かなり焦った。

“痩せ話 その3” への2件の返信

  1. お久しぶりです。やせ話に反応してしまいました。覚えていらっしゃいますか?
    ファーストフードのカロリー表示がないと
    ご不満とのことで、参考になればと思い
    本を紹介しますね。
    いずれも女子栄養大学出版部です。
    ?外食テイクアウトのカロリーガイドブック
    外食チェーン店の各種定食や単品料理、ファストフード店やすし店の持ち帰り品などのエネルギー、たんぱく質、脂質、糖質、塩分を明示
    ?改訂外食ミニガイド
    ?の携帯版です。携帯に便利な文庫本サイズ。ダイエット中や病気治療中で食事制限があるの人の必需品。
    基礎代謝量は人間が最低限生きていくためのエネルギー消費量ですから、その分だけの摂取では健康に支障をきたします。+300??
    程度プラスした食事をとるようにし、その分を運動で消費するようにしてくださいね。
    とくに健康診断で異常が見つからなければ、
    1日2000??くらいの摂取でよいと思います。
    以上参考までに。

  2. ごぶさたしてます。
    いろいろご教示ありがとうございます。
    食事についてのぼくの実践を「その4」に書いておきました。専門家の目から見てどうですか?
    あと、よく聞く話ですが、お酒がエンプティカロリーというのは、ホントなんでしょうか。
    だったらもっと焼酎を飲もうかと思ったり。
    ご意見お聞かせください。

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