
写真はギャラリー内でのアイデアミーティングの様子。
こうやってアイデアを出しているときは楽しい。
でも、いつかアイデアが「作品」になるときがあって、もちろん、それはわくわくすることなのだが、どこか自分の手を離れてしまった寂しさのようなものもある。
この寂しさの正体はともかくとして、今回、アイデアが「作品」になるまでのプロセスを裏側から見ることができたのは、いい経験だった。
実際に首をつっこんでみて、はじめて分かることもあるものだと思う。
最近、「市民参加」や「市民との協働」をうたうアート・プロジェクトが多い。
一見美しいテーマだが、いったいこの「市民」というのは誰のことか。
「市民」は「何に」参加し「誰と」協働するのか。
アートを体験することが、同時にアートを実践することであり、さらに、今ここに生きている、ということとも同義であるような地点がありうるのではないかと夢想するのだが。
そこでは、「市民参加」や「市民との協働」といった主題は、もはや意味をなさないことになるだろう。
ぼくは、この企画にいったん首を突っ込んだ以上、可能な限りずけずけと入り込んでやろう。
「市民参加」だの「市民との協働」だのというお題目を、徹頭徹尾真に受けることで、いち「市民」としての限度を見極めてやろうという思いもあった。
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『すみだ川アートプロジェクト:wah「すみだ川のおもしろい」』
会場: すみだリバーサイドホール・ギャラリー
スケジュール: 2009年06月20日 ~ 2009年07月20日
住所: 〒130-8640 東京都墨田区吾妻橋1-23-20
電話: 03-5608-5202(財団法人アサヒビール芸術文化財団)