森下の山利喜に6人で行って、焼酎のボトルを3本空けた。
2本飲んだあたりで、みんなもうかなり出来上がっていたので、今思えば、最後の1本は余計だった。
それでも店を出るころにはすっかり空になっていた。
森下の交差点に出たら、ひげ面の客引きのおじさんがいて、よく分からないけどその人についていってロシア風居酒屋?みたいな店に入った。
そこでも、グルジアだかどこだかのワインやウォッカをくいくい飲んだ。
ここで6人のうち4人は帰った。
宮古島の泡盛とさんまの味付け缶詰
夜になるとお酒を飲みたい。
知っている店もいいが、どうせなら知らない街の知らない店に行ってみたい。
知らない店で、知らない女とめぐり合いたい。
まあ、それはともかくとしてもですね。
知らない街に行くとなると交通費も宿泊費もかさむので、せめて知っている街でいいから、知らない店に行ってみたい。
そこでおいしいお酒が飲めて、おいしいものが食べられれば、なおいい。
今夜の一軒目、錦糸町は通称ダービー通りにある「T」。
個人で錦糸町の食事どころを紹介しているページがあって、そこに出ていた店。「古いタイプの魚中心の居酒屋で安い」とある。期待できそうだ。
目黒のさんま祭り
目黒のさんま祭り
干し芋モソモソ
ゆうべ、久し振りに神田の新八に行ってきた。
正直言ってあまり気乗りのしない会社の人たちと一緒でも、つまんない見掛け倒しのレストランに行くよりは、こういう居酒屋だとワクワクしますな。
というか、近場で無難な店ということで私が選んだわけです。
4人で飲み食いしたら結構な金額になってしまったけど、多めに出してくれた人がいて助かった。ま、それを期待してたところもあったんだけど。
お酒は、神亀ひこ孫のナントカとカントカと、小笹屋竹鶴のナントカを一杯ずつ飲んだ。
相変わらず銘柄を覚えられないぼくには、酒飲みの資格はありませんな。
前に会社の別の人をこの店に連れてきたときは、上の人たちが安い焼酎の水割りを頼むものだから、ぼくだけ日本酒を飲むわけにもいかなくて閉口した。
今回はうまく自分のペースに引き込んで、お酒をいろいろ飲むことができてよかったです。
しかし、その後、行儀の悪いぼくは、案の定、錦糸町でひとり飲み直したのだった。
えっと、まずビール飲んで、ライ・ウイスキーをショットで飲んで、またブラディ・マリー飲んで、締めに黒ビール飲んで。それだけだったかな?
おかげでやっぱり、少し酔っ払ってしまった。
が、今回は帰りにラーメン屋などに行かなかったぞ。
コンビニには寄ったが、なぜか干し芋を買ってうちでモソモソ食べていたぞ。
まあ、ラーメンよりは干し芋のほうがマシでしょう。
このあたりに、われながら成長の程がうかがえる。
大阪へ行きたしと思へども
大阪へ行きたしと思へども 大阪はあまりに遠し
福岡だって遠いけどさ。
要するに先立つものが足りないからね。
漠然と、ひじょうに漠然と、今週末は関西方面になど行ってみたいなあと思っていた。
今週末は、大阪ドームでホークスとバファローズの3連戦がある。
もしかすると、この両チームが大阪ドームで対戦するのも、これが最後かも知れない。
日曜日は、御堂筋で球団合併反対のデモ行進があるらしい。
できればぼくも、ホークスアロハなど着て参加してみたい。
さらに、土日には、谷町の生國魂神社で彦八まつりがある。
これは上方落語協会主催のお祭りで、落語家による出店やら奉納落語会やら、盛りだくさんのイベントがあるらしい。
東京でいうと円朝まつりみたいなものか。って、なんだかわからない人にはなんだかわからないと思いますが。
どうせ大阪に行くのなら、明治屋やながほりや白雪温酒場という居酒屋にも行ってみたい。
ジャンジャン横丁で串揚げを食べながら生ビールなど飲んでみたい(揚げ物禁止してるんじゃなかったのかよ)。
大阪まで行ったのなら、ついでに京都に足をのばして、赤垣屋とか伏見とか静とかにも行って見たい。
それだったら神戸に寄って・・・、こんなことを言い出すと切りがないのでやめる。
だいたいぼくは計画性のかけらもないので、前もって安いチケットを取っておくとか、そういうことを絶対しない人なのである。
のぞみで正規料金で行くと、いくらでしょうか。1万3、4千円くらい片道でかかるんでしょうか。
で、一泊して、飲み歩いて、それから忘れてた、大阪ドームで野球を見て。それも土日ともね。すると、いくらくらいになるかなあ。
そういうことを考えると、どうしても躊躇しちゃうのは、ぼくのよくないところだ。
そこでばーんと行っちゃえれば、また人生も違ってたんだろうなあ。
後先のことを考えればね、また秋冬のスーツも買わないといけないし(去年のがすっかり着れなくなったから)。
最近、PCのハードディスクの調子が悪くて、いつクラッシュするかとびくびくしているし。もう5年くらい使ってるからね。
なーんだかおカネの出てくことばっかり思い浮かぶ。
そういいつつ、まあデジカメ買っちゃったんだけどね。
どうしたもんかなあ。
・・・そんなことを考えながら、うちに帰ってポストを見たら、3万円の請求書が届いてた。
大阪へ行きたしと思へども 大阪はあまりに遠し
せめては新しきカメラを持ちて きままなる旅にいでてみん
飲み過ぎの夜、睡眠不足の朝
ゆうべは居酒屋で生中を3杯と酎ハイを1杯飲んだ。
二軒目のバーでジントニックとブラディーマリーとバーボンをロックで2、3杯飲んだ。
月曜にしてはいささか飲み過ぎである。
しかも、そのあと、うかつにも駅前でラーメンを食ってしまった。
おまけにコンビニでレトルトのスパゲティを買って食ってしまった。
あれだけ飲んだ後ラーメン屋に寄らないのが鉄則と書いておきながら、あっさりとラーメン食っちゃうんだからなあ。
激しく反省の朝なのである。
こうなったら今夜はエアロバイクを2時間漕がないと。
静かに決意の朝なのである。
一軒目の居酒屋は、店の雰囲気もよく料理もおいしいのだが、残念なことにお酒の種類があんまりない。お客はみんなビールかいいちこばかり飲んでいる。
これでお酒の揃いがよければ、居酒屋好きの皆さんにもお奨めできるんだけど。
酔っ払ってベッドに倒れこんで、気がついたら午前2時だった。
小雨交じりの、ならぬ、雨は降っていないが、大風が吹いている。
いつスイッチを入れたのか、ラジオがつけっぱなしになっている。
目を閉じて、半死半生ならぬ、半睡半醒の状況で聞いていた。
ラジオではくるりの3人が喋っている。初めて聞いたけど、結構好感持てる人たちですね。これは今夜の発見。
女性ボーカルで、メロディーは単調だけど勢い良くて、ニューウェーブっぽい曲がかかっている。いい感じだなあと思ったけど、なにぶん半睡半醒なもんだから、曲名もアーティスト名もさっぱり覚えていない。朝になってJ-Waveのサイトで昨日の選曲リストを見たけど、全然わからないぞ。
ということで、だらだらと聞くでも聞かないでもなくラジオがかかっていて、そのうちにくるりの番組も終わって、うとうととするうちに、いつの間にか鳥越さやかが喋っていて、またうとうととするうちに、ジョン・カビラに替わっている。
おいおい、こんな中途半端な寝の状態で会社に行くのかよ。
という、飲み過ぎの夜、睡眠不足の朝。
きょうの居酒屋料理
ここ2、3日暑い日が続いたので、冷奴ばかり食べている。
両国駅前の名もない焼鳥屋で飲んでいて、何の気なしに冷奴を頼んだら、薬味にミョウガが乗っかっていた。
さあ、どれくらい振りにミョウガを口にしただろう。そういえば、これも夏の風味だ。
店を出て、もう少し飲み足りない気分だったので、何かつまみになるものでも買って帰ろうと思ってコンビニに寄った。
すると、豆腐の棚の近くにミョウガが置いてあるのが目に入った。
それで、うちに帰ってミョウガをざくざくと刻んで、豆腐の上にたっぷりと乗せて食べた。
単純な話だけど、これがよかった。
それ以来、今度はミョウガの量を少し減らして、青ジソを刻んで乗っけてみたり、ショウガを下ろしてみたりと、いろいろバリエーションをつけている。
ともあれ、豆腐にミョウガという組み合わせが、ここ数日のマイブームといってよい。
大仰に書くほどのことではないけれど、ミョウガをたっぷりと乗せて食べる豆腐のおいしさというのが、新鮮な発見だった。
そういえば、子供のころ、ミョウガをたくさん食べると忘れっぽくなると言われて、あまり食べさせてもらえなかったことを思い出した。
今ではミョウガを食べなくてもじゅうぶん物忘れがひどいから、遠慮なくたっぷり食べる。
同じ店で、ナス酢味噌というのを頼んだら、これが妙にうまかった。
ナスを縦半分に切って、酢味噌を塗ってオーブンか何かで両面を焼いただけのものである。
が、酢味噌の部分が軽く炙られてちょっとグラタン風になっているのもよかった。
だいたい、ぼくはナス好きである。
それで、スーパーで買い物をしていたら、ナスが安く出ていたので、さっそくうちで、そのナス酢味噌というのを作ってみようと思い立った。
といっても、酢味噌は市販のものを買った。
今の部屋にはオーブンもオーブントースターもないから、魚用の焼き網の上に、半分に切ったナスを並べて、いったん切り口のほうを下にして焼いてから、頃合いを見てひっくり返し、酢味噌をスプーンでなすりつけた。
結果的には、あんまり上手くいかなかった。片方ずつ時間をかけて焼くよりも、オーブントースターなどで、全面を一気に焼くのがよいのだろう。
そういえば、ナスも夏の野菜だ。
5月の連休に実家に帰ったとき、うちにはささやかな家庭菜園があって、普段は母親が世話をしているのだが、そのときくらいは、ぼくも家庭用の耕運機で耕して畝をつくったり、苗を買ってきて植えたりと、多少は畑仕事をしていた。
ナスの苗も、家族の人数にはそぐわないくらい、たくさん植えてきたから、順調に育てば、今年の夏も、もういやというくらい、自家製のナスにありつけるはずだ。
ナス酢味噌は自分んちで作るのはあきらめて、焼鳥屋で食わせてもらうことにしよう。
余ったナスはどうしようか。
酢味噌のほうは、マグロブツでも買ってきて、ヌタでも作るか。
ちゃんこ対決2
ちゃんこ霧島のちゃんこが、いわゆる「ちゃんこ」という感じがしたと書いたけれど、そのいわゆる「ちゃんこ」ってどんなちゃんこだよ、と聞かれたら、言葉に詰まってしまう。
ただ、大抵の人は頭の中に漠然とした「ちゃんこ像」みたいなものがあるのではないだろうか。味付けとか、具とか、食べるシチュエーションとか。
(しかしひとつの文章の中にこれだけ何度も「ちゃんこ」って言葉を使ったのは初めてだな)
ここで、正しいちゃんことは何かについて、もう少し考えてみることにする。
例えば、ちゃんこ霧島のチラシにはこういう記述がある。
ちゃんこは、相撲料理の総称で
力士の間で食べる食事の事を
「ちゃんこ」とよびます。
相撲部屋によって「ちゃんこ」は異なりますが、
多くは、鳥、魚、野菜などを鍋にして食します。
「鳥、魚、野菜などを鍋にして」食べるだけなら、どこにでもある鍋物と変らないわけで、やはりここは、お相撲さんが食べている、あるいは作っている、という点が大きいのだろう。
パールホテルの和牛ちゃんこが今ひとつのように感じられたのも、これは所詮ホテルの料理だろ、やっぱりちゃんこはお相撲さんのやってる店じゃないとねー、というバイアスがかかっていたことは否めない。
ドイツ文学者で、長く横綱審議委員会の委員長も務めた高橋義孝の随筆から引用する。
さて相撲取りがごそごそやって天丼を作ると、これは天丼ではなくて、歴とした「チャンコ料理」である。つまりチャンコ番が作ればトンカツであろうと天丼であろうと、すべて「チャンコ料理」であり、チャンコ鍋はそのチャンコ料理の一種にすぎないというのである。チャンコ料理の定義には諸説があって定説を得るに至っていないが、今紹介したのが恐らく穏当なチャンコ定義らしい。チャンコはチャン、お父ッちゃんのチャンで、コは愛称または縮小の接尾語であろう。そこで料理番のお父ッちゃんの作る料理がチャンコ料理ということになるらしい。
この定義は、上に挙げたちゃんこ霧島の定義とも矛盾はないだろう。
つまり、正確を期すなら、単に「ちゃんこ」というのではなく、お相撲さんの作る料理の総体をいうなら「ちゃんこ料理」、そのうちの鍋物を指すなら「ちゃんこ鍋」と呼び分けるべきということになる。
ちゃんこ料理屋でコースを頼むと、鍋が出てくる前に前菜も出ればお刺身も出る。
そういう鍋物以外の料理も含めて、ちゃんこ料理ということか。
ちゃんこ対決
もう2週間ほど前になるけれど、両国の江戸東京博物館で「両国にぎわい春祭り」というイベントをやっていたことは、以前も少し書いた。
このイベントの企画で「ちゃんこ対決」というのがあったのだが、なんていうことはない、単にちゃんこ鍋の出店が二軒並んでいるだけで、対決と銘打っているからといって、例えばどっちのちゃんこが美味いかお客さんから投票を募るとか、あるいはどっちの店がたくさん売れたかで勝負を競わせるとか、そういうシビアなものではなかった。言ってみれば、まあ、ぬるい企画である。
ちなみに店を出していたのは、一軒が両国駅前の「ちゃんこ霧島」、もう一軒が「両国パールホテル」。
パールホテルは、和牛ちゃんこ、というのを売りにしており、国産黒毛和牛の肉が入っている、らしい。味付けはしょうゆ味。
一方、霧島のほうは、味噌仕立てのスープに、豚肉とつくね(つみれ?)が入っている。
どちらのちゃんこも一杯5百円、生ビールも一杯5百円。千円札1枚持っていけば、うららかな春の陽気のもと、外の桜など見ながらビール片手にちゃんこが食べられる。
いま思えばいい企画でした。春だけといわず、もっと頻繁にやってくれないかな。今度はまた別のちゃんこ屋が参加してもいい。
さて、このイベントに出店した2種類のちゃんこを、もちろん私は両方とも食べている。
そこで両方食べた私が、あえて今回のちゃんこ対決の勝敗を決めるとすれば、霧島のほうに軍配を上げる。
黒毛和牛って言ったってなー、あんまり有難味が分からないし。なんだか肉そのものっていうより、和牛っていう言葉を味わってるみたいだしね。
もちろん不味いわけではないんだけど。
霧島のちゃんこは、味噌味に、あれはごまの風味なのかな。豚肉に野菜もたっぷりで、鳥と魚貝のつみれ団子もよかった。
いわゆる、ちゃんこ、という感じがしました。
ちゃんこ霧島は、両国駅前の8階建てくらいのビルで営業していて、そのうち2、3フロア除いてあとは全部ちゃんこ屋になっているんだけど、私はまだ行ったことがありません。今度行こう。