森下から

何より、一座の名前が気に入った。
いや、正しくはこの名前は「開座」と書いて「かいざ」で、ぼくは「ひらき」。でも、細かいことはいいじゃないですか。
おかげで座員にはぼくの名前はすぐに覚えられてしまった。
写真に撮った看板は、最近作ったばかりなのだそうだ。この場所に来たのは、昨年12月末の公演が初めてだったのだけど、そのときはまだなかった。
今回、寒風すさぶ中、座員の女性がこの大きな看板を掲げているのを見つけて、まずびっくりしたあと、ちょっと照れくさいような気分になった。
森下の大通りから外れた、ほとんど人通りのない一角である。
促されて、ワンルームマンションの一室にいそいそと上がりこむ。
それでなくても、どこか秘儀めいた一味に加わろうとしているようである。

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有楽町から

言うまでもなく国際政治も外交史も一介の門外漢にすぎないのだが、韓国からの発表者の二人が、国際関係を表現するのに、共に「ネットワーク」という言葉を使っているのを興味深く思った。
これは、この二人が学問的な背景や環境を共有しているからなのか、それとも韓国人一般がこのような見方をしているのか、それは知らない。
しかし、まるで国際関係をコンピュータ・ネットワークのメタファーで語るようで、そういう見方もあるのかと思う。

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