さっそく、この近場でリラクゼーションカプセルを体験できる場所を調べると、大丸東京店のエステサロンに、その機械があることがわかった。
本来であれば、いい年をした男がエステサロンに行くのはマズイのだろうが、ぜひともそのリラクゼーションカプセルというのを体験してみたい、そして体じゅうのストレスを解放したいなどと思い込んでしまうと、どうしても行ってみたくてたまらなくなる性分なのである。


何よりも、あらかじめサロンのWebサイトをチェックすると、「リラクゼーションカプセルのみ男性可」という文字が躍っているではないですか。
ということで、正々堂々と東京駅に出かけた。
場所が場所だけに、おそらく、こういうところは会社帰りのOLなどで一杯なのではないか。
やはりあらかじめ電話で予約したほうがよいのではないか。
でもわざわざ電話するのも恥ずかしいしなー。やはり、サロンの前を歩いていたら不意に目に留まって、気が向いたのでぶらっと立ち寄りました、という風を装ったほうがよいのではないか。でもそれで無駄足だったらイヤだしなあ。
正々堂々と出かけたわりには、気もそぞろなのである。
が、実際にサロンに着いて、受付の女性に、
「ここでリラクゼーションカプセルというのがあるって聞いたんですけど、(男性でも)大丈夫ですか?」
などと、おずおずと切り出すと、案外あっさり、大丈夫ですという答が返ってきた。
待ち時間などはなく、今からすぐに入れるという。
リラクゼーションカプセルの体験にはいくつかのコースがあるが、とりあえず喫緊の課題である(大げさだが)「ストレス解消」コースを選んだ。
時間は25分か50分のどちらか。まあ、初めてだし、ふところ加減の問題もあるので、とりあえず25分にした。
ちなみに料金は25分で2,500円、50分で4,000円。いずれも税別。
サロンの中は、カーテンでいくつかの小部屋に区切られていて、いったいいくつ小部屋があるのか、またそのうち何台、この機械が設置されているのかはわからない。
とにかく、小部屋のひとつに通され、カーテンを開けると、そこにリラクゼーションカプセルがあったのだ。
洋服は着たままでよいという。上着と荷物だけを外に置いて、靴を脱いでカプセルの中に横になった。
中は第一印象より広い。カプセルの蓋が閉められ、首だけを外に出した状態になった。
係りの女性が、ぼくにヘッドホンとアイピローを着けた。
ということで、明日もまた、リラクゼーションカプセルでストレス解消?のこころだー。

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