池袋演芸場の下席昼の部に行ってきた。目当てはトリの林家錦平さんである。
錦平さんといえば、去年の11月にも鈴本でトリを取っていたのだけど、ぼくが見に行く前に鈴本が火事になって休業してしまった。
これまで錦平さんの落語は、鈴本の独演会で1回、ねぎし三平堂で1回、そして黒門亭で2回聞いているけれど、定席のトリというのは、実は初めてだ。
今回の錦平さんのネタは「紺屋高尾」。
絶世の花魁、高尾太夫に一目惚れした紺屋の職人久蔵は、高尾との一夜のために給金を3年がかりで貯めた15両を持って吉原へ向かうが・・・というお話。
いいですねえ。うまいですねえ。
錦平さん、こういう花魁とか、女の人が出てくる噺がいいですねえ。
廓噺といえば、前に錦平さんの「五人廻し」を聞いたことがあるけど、これもよかった。
ただ、五人廻しのときは、客の5人のキャラの演じ分けの驚きというか、上手いなあっていう感じが先に来たけれど、今回の紺屋高尾は、もっと自然に引き込まれていく感じだった。
そういや、微妙に師匠の三平さんのモノマネを入れてましたな。
錦平さん、今度は6月にやはり池袋演芸場で独演会をやるらしいし、5月には黒門亭にも出るみたいだし(きのう届いた東京かわら版に出ていた)、すごく楽しみだ。
錦平さんのプロフィール、インタビュー
http://www02.so-net.ne.jp/~cozyhall/gallery/event/yose/Kinnpei1.html

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