某月某日
三平堂落語会に出かけた。今日は大入り。落語会を始めて以来のお客さんの数だとか。
会がはねてから、来る途中にちょっと目をつけておいた立ち飲み屋に入る。
正直、思ってたのと若干違う雰囲気。
要するに、全体に若いのね。店そのものも新しいし(開店して5ヶ月と言っていた)、取り仕切るのも20代程の若い男が二人。お酒や焼酎だけでなく、カクテルの類も作るようで、和風ショットバーという趣もあり。ま、それはそれで悪くはない。
料理はいろいろできるようだ。じゃこやっこ、というのとちくわ焼きを頼む。
まず生ビール。それからお酒を冷やで。
じゃこやっこというのは、冷奴の上から油で熱したじゃこをかけて、たっぷりの削り節を添えたもの。ひと工夫してあるわけだ。ちくわ焼きは、名前どおりのものでした。


ほろ酔い加減で、鶯谷駅のまわりをふらふら歩く。
このあたりは、なんというか、実に興趣あふれる一帯で、いつもと違った趣向の店に入ってみようかという気にならないでもなかったのだが、そこはきっちり自制して、両国まで取って返す。
というのは、今日は両国駅ガード下にある某店が、毎月一回のドリンク半額日なのですよ。ていうかこの店、ドリンク半額日にしかほとんど行ったことがない。失礼。
さて、もう一回ビールにして、それから干しカレイの焼いたの。身は薄いが、小骨ごとばりばり食った。私は魚っ食いだ。続いて焼酎をロックで。
焼酎に合わせるつもりで、自家製チャーシューというのを頼む。結構いい。薄く切ったチャーシューに刻みネギを添えて、カラシをたっぷり付けて食う。
カウンターのカップルの客の女性のほうが、多分常連なんだろうけど、テーブル席のグラスを片付けたり、料理を運んだりしている。その人にそそのかされて、いくぶん酒を過ごしてしまった。
BGMは80年代の歌謡曲が続く。水谷豊の「やさしさ紙芝居」に感涙。
某月某日
新宿まで来た。このままもう少し足を伸ばして、どこか美術館でも行こうかと思っていたのだが、急にめんどくさくなって、今日は買い物の日にする。
洋服と本とCDの入った大きな包みを抱えて、新宿駅に戻ってきた。
一杯飲みたくなって、ベルクに入る。
やはり同じような気分の人が多いのか、店内は満員。
エーデルピルスを一杯、それからニシンのマリネ(何かドイツ語の名前がついていたけど忘れた)でギネスを。うまい。
いい気分だ。こうしてこのまま、足がくたびれるまで、この店にいたいと思った。
某月某日
うちに帰って、どうしてもモヤモヤした気分が抜けない。
そういうときはジムで1時間も自転車を漕げばどうにかなっちゃうのだが、あいにく今日はお休みの日である。
諸事情を勘案して、手っ取り早く、すぐそこのジョナサンで、ぼんやりしようと思う。
かばんに本や雑誌を何冊もつめて。
軽いつまみ頼んで、生ビール2杯飲んで、焼酎にして。
結局、今朝の新聞に目を通して、ベルクで取ってきた早稲田文学(いつの間にこんなフリーペーパーになっているのか)をめくっているうちに、それでギブアップ。後は。。うちで飲みなおそうか。
おやおや、はからずも赤裸々な日録になってしまいそうだぞ。
この話、このまま続けるのか?

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