団子坂下のおせんべい屋さんで柿の種とおせんべいを買ってきた。
この前書いた、タワーレコードのキャンペーンでスケッチ・ショウの二人と坂本龍一が店先でおせんべいやお団子を食べていた店です。
タワーレコードのポスターを見るまでは、何の気なしに店の前を通り過ぎていたのに、さっそくせんべいを買いに行って、ほお、この店かあ、などと感心しているのだから、われながらミーハーだなと思う。
といっても、さすがにせんべいを買うためだけに千駄木まで出かけてきたわけではありません。
おせんべい屋の近所にある谷中カフェに行って、また立川こしらさんの落語会を見てきた。われながら物好きだなあと思う。
取り急ぎ当日のネタの覚え書きをしておく。
まずAVにこしらさんが出演した(そうだ)ときの話をまくらにして、「出来心」。このへんにちょうちん屋ぶら左衛門さんはいらっしゃいますか。ぶら左衛門はおれの親父だよ。って、なんだかよくわかりませんが。そして二本目は、ひたちなかに営業に行ったときの話をまくらにして「寿限無」。
それから今度、吉本興業所属のヨイショなんとかという芸人(誰だ?)と、こしらさんと秋葉監督(誰だ?と思うだろうが)の三人が組んで、コントだか何だかをやるんだかどうだか、という微妙な前説が落語の間にあり。
さて、このサイトを見ると落語に行ってきたという話が多いが、落語のどこが面白いかというと、まあ、言ってしまえば、それほど面白いわけじゃない。
が、これは落語だけじゃなくて、どうも最近、年を取ったせいか、滅多なことでは大笑いしない人になってしまった。
高校生の頃や、大学に入ってすぐの頃は、決してそういうことはなかった。
お笑いの人たちの舞台を見に行って、腹をよじるようにして笑っていた。
まあこのへんの分析はさて措くが、とにかく面白いから、あるいは大笑いするから、といった理由で落語を見に行っているというわけではない。
ではなぜ落語に行くのか。
落語のいいところをひとつ挙げると、寄席や落語会に行って、混んでいて座れないという思いをしたことが滅多にない。
ふらっと出かけても、たいてい席が空いている。チケットを取るのに、何ヶ月前から苦労して予約したりする必要がない。
ではなぜいつも空いているのか。
やっぱり面白くないからですかね。
こんな結論でいいのだろうか。いや、こしらさんの落語は面白いよ(と言っておく)。