久し振りに青山のスパイラルに行ってきた。
いま初台のICCでやっている「ネクスト―メディア・アートの新世代」展の関連企画で、「ライブ・ネクスト」というコンサートをスパイラルホールでやるというので、ノコノコと出かけてきたというわけです。
本展のほうはまだ見ていないし、出演する人たちについてまったく予備知識なしに行ったのだけど、正直言って、思っていたほどあんまり面白くなかった。
と言い切ると、アーティストの人たちに悪いので補足すると、どうもその日、ぼくは体調がいまひとつで、昼間っから眠たくて仕方がなかった。
ということで、今回のライブでも、大音響の中でいきなりウトウトとしてしまったのだが、それがまた最初に出てきたエキソニモという人たちが、光る電球を天井からつるして、振り子みたいに左右にぶらぶらさせるものだから、そういうのを見ているうちに余計に眠たくなったのかも知れない。
今回出てきた6組のうち、印象に残ったのは、徳井直生さん、澤井妙治さん、堀尾寛太さん、といったところ。プロフィール見ると、みんな若いですね・・・。
徳井さんの作品は、思わず、作品、と言ってしまったが、本人が会場のどこかでパフォーマンスをしているのか、よく分からなかった。ライブというよりも、むしろ音が付随した映像作品に見える。音としては静謐なのだけど、映像とあいまって不思議に引き込まれていった。音も絵もすごくよく考えられて作りこまれている、という感じ。それも、作った、という過去形で語られるような一回性のものではなくて、アルゴリズミックなものなんだろうけど。
澤井妙治さんのパフォーマンスは、今回出てきた人たちのなかで、一番体を張ってやっている。マイクに向かってヘンな声を出してものすごく変調させたり、どこでどうしてああいう音を出しているのかよくわからないが、とにかく忙しそうに何かのツマミをひねったり動いたりしている。音的にはむしろアナログ的な感じ。が、それが耳の奥の快と不快のキワキワなところをいじりたおしていく。この人は特に映像は使っていなかった。が、体の動きがあるから映像はなくても別にいい。
最後の堀尾寛太さんは、クリップの切れ端を磁石?でカタカタ言わしたり、色紙をガサガサやってクシャクシャに丸めたり破いたり。それをやっている手元をスクリーンに大写しにしている。それまで出てきた人たちが、やたら大音響だったりノイジーだったりしているのに比べて、日常的なモノがかすかな音をたてる現場をクローズアップするのは、不意をつかれる思いがした。そのうちに、音も映像も実際の動きを一回コンピュータで取り込んだものを微妙にずらしたり加工したりしていて、そのズレ感がいい。
まあ感想はそんなところですかね。この類の音楽というか音響を普段聞きなれていないものだから、的を射たことを言っているか自信がないけど。

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