能書きは後にして、いくつか写真を上げていくことにする。
松代の商店街でこの「アート設置場所」というのぼりを見たとき、最初は一種の冗談じゃないかと思った。が、これがまた商店街のあちこちに立っている。
このシャッターに描かれた絵などは、今回のトリエンナーレの作品ナンバーがついていない、商店街独自でやっている企画のようだ。悪いけど、絵そのものより、こののぼりのほうが面白いや。これを脇に立てれば、なんでもアートになっちゃうんじゃないの?
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武蔵美建築学科の「竹環プロジェクト」。民家の中にしつらえられた竹の構造物の奥にある、井戸のようなものを覗き込むと、生活臭ならぬ、生活音といえばよいか、台所で洗い物か何かをしている音、ナイターの実況の声、そんな音がかすかに聞こえてくる。ここで、小沢昭一的こころが聞こえてきたら、パーフェクトだったのにな!
松代では冬の雪のせいで、竹が一定以上の大きさには育たない。それで、この竹は千葉からわざわざ持ってきたそうだ。なぜ松代に千葉か、竹の環か。