昨日の朝、目が覚めたらのどの具合がおかしい。
前の晩、窓を開けっ放しにして寝ていたら、夜中に寒くなって目が覚めた。
それがよくなかったのだろうか。
風邪のせいなのか、週末の疲れもあるのか、筋肉が少し痛い。
用があって丸の内に出かけた。
東京駅の丸の内南口から出て、中央郵便局の前を通ると、ちょうど正面に丸ビルを臨む。
同行した人が、この人はつい最近フィリピンの現地法人から3年ぶりに帰ってきたのだけど、新しい丸ビルの威容に驚いていた。
3年前はまだ、新しい丸ビルはできていなかったわけだ。
改めて、街並みの変容の速さを思う。
一方で、東京駅の丸の内側のレンガ造りの駅舎を、創建当時の3階建てに改築する工事の計画も進んでいるらしい。
このところ、寝る前に内田百の「東京焼尽」を少しずつ読んでいる。
これは、昭和19年から終戦直後に至るまでの著者の日記で、当時、百は日本郵船の嘱託をしていたから、しょっちゅう丸の内界隈の話が出てくる。
東京駅の八重洲口付近に爆弾が落ちて大穴が開いて、丸の内側のビルも爆風でガラスが吹き飛んだりしている。
東京駅は天井がすっかり焼け落ちて、雨の日は乗降客が傘をさして改札口を通っている。
60年前の百は、そんな丸の内に毎日のように通っていたわけだ。