世界の果ての彼女のために

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去年、森美術館に「六本木クロッシング」展を見に行ったとき、冨谷悦子さんという作家の版画作品に魅了されて、もう顔をくっつけるようにして壁に掲げられた作品を次から次に見ていったことを思い出す。
その時、売店に行ったら彼女の作品をカバーアートに使ったCDを置いていたので、展示室の上気のままにジャケ買いしたのがworld’s end girlfriendだった。
が、この人の音楽はとっくの昔からその筋では評価の高いものだったようだから、今さらぼくが見つけたかのごとく言うことはないのだよね。

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黄金座の物語

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太田さんの「黄金座の物語」。
ラピュタ阿佐ヶ谷に行ったら、他にいくつかの映画関係の書籍といっしょに置いてあった。
買いそびれたままになっていたので、いい機会だと思って買いました。
今度いつかサインしてもらおっと(ミーハーだね)。
まあそれはそれとして、この本で取り上げられている映画。
古い日本映画といっても、ほとんど戦前の作品じゃないですか。古すぎー。
まだ半分くらいしか読んでいませんが、うーん、ちょっと感傷に流れ気味かなー。
悪くはないですよ。だって、ぼくもこういうのが好きなんだ。それを真ん真ん中に投げられたということ。
また続き読も。

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明治村から

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ちょっと前に出てたCDだけど、買っちゃった。
紀伊国屋の2階のミュージックテイト(あれ?テイトムセンじゃなかった?)には、ちゃんと小沢昭一コーナーがあるんだ。さっすがー!
タイトル曲の「明治村から」は、ご存知愛知県犬山市の博物館明治村の村歌だって。
いかにも明治、という感じの哀感漂う曲調だけど、正直いうと、ちょっと「いかにも」が過ぎるかなあという気もしました。
併せて収録されている明治時代の流行歌はいいねえ。曲がもともと持っている哀感と小沢さんによって吹き込まれた今の空気とのバランスが絶妙だ。
メドレーの合間の小沢さんの語りも楽しい。

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散りぎわの花


ふらっと本屋に寄ったら、小沢さんの文庫本の新刊が出てた!
即買い。
ついでに東京人の落語特集も買いました。

小沢昭一的マニア!〜童謡、唱歌について考える〜

おなじみサラリーマンの宮坂さんのお噂でありますが、宮坂さんの会社の部長さんに、もうかれこれ6年も単身赴任を続けてるという人がいるそうなんですね。
その部長さん、週末はまめに自宅に帰っているそうなんですが、さすがに平日の夜はひとりですから、やっぱり寂しいこともあるんでしょう。会社の部下に声を掛けて、夜の街に繰り出す、なんてこともしばしばなんです。それでわれらが宮坂さんも、月に一度くらいは部長のご相伴にあずかっているそうなんでありますよ。

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小沢昭一的こころについて考える

ここにきて、にわかに小沢昭一マイブームになっている。
と申しますのも、先日のリラクゼーションカプセルの話のときに、ストレスだらけのサラリーマンのお父さんのおかしみやかなしみを伝えようとして、ふと、小沢昭一的こころを思い出したのであります。
このあたりすでに、小沢昭一風味が入ってますな。

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