ぼくは遠藤哲夫さんのブログ「ザ大衆食つまみぐい」のひそかな読者だ。
(いえ、ブログだけじゃなくて、「汁かけめし快食學」だって拝読していますよ)
先日、BankART Studio NYKの中を手持ち無沙汰にうろうろしていたら、おっ。
展示台の上に、アート系のフライヤーや、出版物の類がいろいろ置いてある中に見つけた。
これが、遠藤さんがブログで度々書いていた「雲のうえ」かあ。


BankARTの受付のお兄さんに聞いた。
「これ、もらってっていいですか?」「うーん、値段も書いてないですしねえ」
そんな問答の後、まんまと一部せしめて、しばらく場所を離れて戻ってきたら、何部かあった冊子はもうなくなっていた。
「雲のうえ」は、北九州市が季刊で発行している情報誌だ(念のため、無料配布している雑誌である)。
今回は、BankART Life IIの「集まれ!アーティストイニシアティブ」という企画の一環で、全国からオルタナティブスペースを運営している団体が集まった中に、北九州の人たちも参加していて、どうやらその人たちが持ち込んだ資料の中に含まれていたようだ。
最新号の第8号は、北九州の祇園祭を特集している。というか、北九州に祇園祭があったなんて、この冊子を手に取るまで全く知らなかった。
戸畑祇園の東大山笠の中老が表紙だ。電車の中で広げるには、ちょっと勇気が要るくらい、粋ななりの男だ。
祭についての原稿を大竹聡さんが執筆しているのにも惹かれた(これが毎号「酒とつまみ」で山手線のガード下を飲み歩いたり、酒のつまみで妙な実験をしている人なの?)。
さて、BankARTでもらった第8号巻末のバックナンバー一覧を見て、在庫が残ってそうな号を全部頼んだのが、北九州から今日届いた。
エンテツさんが原稿を書いた第5号の食堂特集も含まれている。これから読む。手に取るだけで心がはずむ。

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