ちょいと寝坊してしまって慌てて洗濯機を回す間、コーヒーを淹れてカレーを温める朝。気分に余裕があるからコーヒーを淹れるのか、コーヒーを淹れるとそんな気分になるのか。
お昼は某レストランの持ち帰り弁当。おかずは島根県浜田港で上がったという鮮魚の焼き物揚げ物等。旨いねえ。
錦糸町まわりで帰る途中、アイスカフェオレで休憩。所用を済ませてから、雨雲に背中を押されるように帰宅。雨が落ちてくる前に洗濯物を取り込めた。適当に晩飯を食ってだらだらしていたら時間が怪しくなって銭湯はパス。久しぶりに某浴場に行こうかとも思ったけど、短縮営業を続けているのか、コロナ以前の営業時間に戻ったのか分からない。墨田区・台東区あたりの銭湯の最新の営業状況をまとめたサイトなどないのかね、と局地的時限的な要望をつぶやいたりする夜。8,683歩。
先日末廣亭で聞いた昔昔亭昇さんの新作落語は、ある男が浴衣の下に穿いているものを巡って、それはステテコではなくパンツだ、いや短いステテコだと友人同士が言い合いになるところから始まり、次第に二人の奇想天外な素性が明らかになっていく。
ところでこの噺は二人の間のいくつかの了解を前提としているのですね。第一に、浴衣の下にはステテコを穿くものだという点。第二に、ステテコの下にはパンツを穿くものだという点。この二点について二人に争いはない。
しかしこの前提は、そんなに自明なことなのか。噺家さんなら浴衣は着慣れたものだろうけども、私の場合、何年前だったか、直やさんに初めて浴衣を作ってもらった時、浴衣の下に何を着るのか(あるいは着ないのか)、本当に迷った。その時は正直ステテコという頭はなかった。浴衣の下がパンツだったこともあるように思う。
ステテコについて言うと、2~3年前から、夏場、家の中ではユニクロのステテコを愛用している。パジャマ代わりにして寝てしまうこともある。その時、下にパンツを穿いているか、甚だ怪しい。
ステテコという言葉は、どこから来たのか、ユーモラスな語感で、妙な哀感もある。
そうそう、ステテコというと思い出すことがある。小学生の頃、給食の時間、牛乳を飲んでいるやつの前で面白いことを言って、牛乳を飲めなくさせるということが流行った(多くの人が同様の記憶を持っていることだろう)。
当時、テレビの意見広告で「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」というコピーが頻繁に流れていた。誰かが「覚せい剤やめますか、それともステテコ穿きますか」と言ったら、ある友達が本当に牛乳を吹いてしまった。それからしばらく、ステテコという言葉がわれわれの間で流行った。