天王洲から

ロータスとピエーレ

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シティボーイズミックス「オペレッタ ロータスとピエーレ」を見てきた。
出演は例の3人に中村有志、そしてピエール瀧。
今回の目玉は、やっぱりピエール瀧氏の出演でしょう。
ぼくは、もう何年も電気グルーヴを見聞きしていないので、今ピエール瀧という人が世間的にどういう位置づけなのか知らない(卓球さんのことはもっと知らない)。
が、昔の瀧さんのイメージから、野放図な暴れっぷりを見せるのかと思っていたら、案外おとなしいものだった(あるいはこういうイメージの押し付けはご本人には迷惑なのかも知れないが)。

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鳩の街から

鳩の街通りの「こぐま」主催の街歩きの企画に参加してきた。
ぼくの部屋から墨田区役所を横目に過ぎて、鳩の街あたりまでなら、自転車で気軽に行ける距離。というわけで、いつもならこの通りは自転車ですっと抜けてしまうのだが、今回は自転車を置いて歩いてみようという寸法。
上の写真では、こぐまの店先にぼくの自転車の後輪だけが写っている(路地琴の前に停めてしまって失礼しました)。

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新宿から

小沢昭一歌のステージ「唄って語って僕のハーモニカ昭和史」を見てきた。
生で小沢さんを見る機会はこれまでも何度かあったけれど、小沢さんのひとり劇団「しゃぼん玉座」名義の公演を見るのはこれが初めてのこと。
実をいうと、この紀伊國屋ホールの客席に座るのも、今回が初めて。
ぼくが学生の時には、まだ小沢さんはこの場所で「唐来参和」の舞台をやってたんだ。あの頃どうして気が付かなかったものか。惜しいことをしたと思うが、ま、過ぎたことは仕方がない。今の小沢さんを見ることだ。

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上野公園から

上野の西洋美術館で開催中の「ウルビーノのヴィーナス」展の関連企画で、東京大学の三浦篤先生の講演会があったので聞いてきた。
最初、「ウルビーノのヴィーナス」を展示室で見て、どこかで見たことのあるようなポーズだなと思ったが、まさにそれはマネの「オランピア」だった。
が、言うまでもなく、歴史的には順序が逆であって、「ウルビーノのヴィーナス」は「オランピア」の300年以上も前に描かれた作品である。そして、今回の先生の話から、実際にマネはティツィアーノ、そしてこの「ウルビーノのヴィーナス」を相当に意識して「オランピア」を描いたということがよく分かる。

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