錦糸町から

当代の神田山陽さんは、もちろん名の知れた講談師で、多彩な活躍ぶりはメディアでも時折拝見するけども、さあ、生の読み物を聞いたことがあるだろうか。
気まぐれに入る寄席で、落語芸術協会の番組をやっているときにでも聞いたことがあるんじゃないかと思うが、それも、はなはだ心もとない。
そもそも、講談という芸能自体、せいぜい芸協の番組に挟まっているのを目にする程度だし、本牧亭の講談定席にも行ったことがない。
たまたま、近所のあられ屋(というと非常に限定されるけど)で買い物をしたら、店先に山陽さんの公演のチラシが置いてあって、会場もすぐ近くのトリフォニーホールだというし、思い立って出かけることにした。

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