私の越後妻有アートトリエンナーレ雑録

越後妻有アートトリエンナーレに行ってきた。
見に行こうかどうしようかと思っているうちに、気がつくと会期末になっているのは毎度のこと。
それでも場所が都内近郊なら、ふらっと出かけられるのだけど、さすがにそこまでの気楽さはない。足はどうしようか、宿はどうしようか、現地での移動はどうしようか、とにかく考えることが多くて面倒くさい。
結局、宿の予約など具体的に動き出したのは、直前の月曜日からになってしまった。

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木母寺から

我関せず、という感じの猫

以下「向島のはじまり〜森の記憶 町の記憶〜」にて
梅雨晴れ間我関せずとあくび猫
梅雨晴れて自称詩人のひるねかな
草むらに父と子捕虫網踊る
梅雨雲に紅白提灯宵を待つ
木母寺や少女は口寄せ蚊を叩く
梅雨晴れて行方知れずはこの私
石文は享保と読めり枯れ紫陽花

百軒日記帖 その7 水上アートバスの巻

某月某日
ゆうべも飲んだな。部屋飲みだったけど。
お酒を飲んだ翌朝は、近所のスポーツクラブに行って、ぬるい風呂にゆっくりつかり、限りなくボーッとしてから自転車をこぐと、汗がたっぷり出て、酒も抜けていく感じがして、大変によろしい。
その日も、風呂に入って限りなくボーッとしたまではよかった。が、いつもより余計にボーッとしすぎたのか、湯船から降りる階段で足を滑らせてしまい(まさに階段を降りる裸体)、スッテンコロリン、とまではさすがにいかなかったけど、左足のすねと右足のかかとをしたたかぶつけて、そのときはなんともないと思ってたんだけど、気がついたらかかとが切れて血が出ていた。うーむ。
フロントでバンソウコウをもらって、何事もなかったように新聞を読みながら自転車をこぐ。しかし最近そんな話が多いな。

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百軒日記帖 その6 AAF学校の巻

某月某日
すみだリバーサイドホール・ギャラリーの照屋勇賢展をちらりと覗いてから、アサヒ・アートスクエアでAAF学校に参加。
AAFの会期にあわせて開催されているこの連続講座のことを、実はついこのあいだまで知らなかった。墨田区民なのに。
今日は加藤種男氏による「アートとビールの楽しい関係について」というお話。
ビールの製法やその歴史から始まって、氏が先日訪れたという金剛峰寺やそこで食べた精進料理の話へと。どこでアートに繋がるのかな、と思いつつ聞いていると、沖縄の例をとりつつ、神事=祭事においては、お酒と芸事がつきものであり、神の前で奉納する芸能がアートの発祥であった。したがってお酒とアートは切っても切れない関係にある、というところで繋がった。

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百軒日記帖 その5 びっくりアートツアーの巻

某月某日
AAFすみだ川びっくりアートツアーに参加。
向島界隈から錦糸町までぶらぶら歩く。時折小雨は降るが、大降りにもカンカン照りにもならなかったのは幸い。
ツアー終了後、何人かの方が打ち上げにビールでも飲んでいくというので、私もノコノコ付いていく。錦糸町北口のビル地下の居酒屋に入った。
店に腰を落ち着けたところで、よくよく話を聞くと、打ち上げに参加した私以外の方すべてが今回のイベント関係者、あるいは過去に関わったことのある方ばかりで、いやはや、今考えても、冷や汗の出る思い。

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初台から

鳥は星形の庭に降りる

「型」と「形」を間違えていた。
もうひとつ、てっきりこのタイトルは瀧口の言葉から引用したと思い込んでいたのだけど、武満徹自らの言葉だったのか。
だとすると、ちょっとぼくの考えが変わりますよ。