山の中に隠されている

今さら万博の話もどうかと思うのだが、これはつい先週のことだからお許し願いたい。
ICCのローリー・アンダーソン展で「山の中に隠されている」という映像作品を見てきた。
この作品、愛知万博のために作られたそうなのだけど、どこかのパビリオンででも上映してたのかな?
と思って検索してみると、そうか。愛・地球広場でやってたのか。
ローリー・アンダーソン SHOW〜山の中に隠されている〜
http://www.expo2005.or.jp/jp/D0/D4/detail/detail_AI0508XA70201.html

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中国・美の十字路展 その3

そういや森美術館で思い出したのだが、森タワーの52階に直行するエレベーター。
あれに乗っていると、もうすぐ到着というところで、
「下かご乗降中です」
というアナウンスが流れるのだが、つい最近まで、ぼくはずっと、このアナウンスを
「下か、ご乗降中です」
と言っているのだと思い込んでいて、なんだか意味がわからないなあ、どういうことなんだろ、と森美術館に出かけるたびに、エレベーターの中でぼんやりと考えていたのだ。

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中国・美の十字路展 その2

中国展の話の続き。
というところで、いきなり前回の内容を訂正します。
縄文時代と弥生時代の境目をBC4〜5世紀としていたのは、展示室内に掲示してあった年表ではなく、今回の図録に掲載されていた年表のほうだった。展示室の年表には秦の成立あたりからしか書いてないから、いずれにせよ弥生時代の始期は図示されようがない。どうしてこういう記憶違いをしたものか。失礼しました。

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中国・美の十字路展

森美術館の「中国・美の十字路展」+「フォロー・ミー!」展を見てきました。
相変わらず会期末ギリギリにならないと腰が重い次第なんですが・・・。まあ、夏は暑いしねえ。
現代美術の印象がつよい森美術館で、こういう古代中国の文物の展示をやるというのは意外だったんですけど、結構見ごたえあって、少なくとも愛知万博の中国館のスカスカっぷり(私の主観)よりは全然充実していたぞ。
それから展示室を出ると館内のあちこちで中国グッズの即売や篆刻の実演販売などをやってたのは、いかにも中国展らしくて、むしろ微笑ましいくらい。

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縄文VS弥生!

国立科学博物館の「縄文VS弥生」展を見てきました!
たまたま近所の図書館でこの特別展のポスターを目にしたんだけど、ポスターのビジュアルは縄文ちゃんと弥生ちゃん(いずれも仮称)の取っ組み合い!
脇に添えられたコピーは、縄文と弥生のガチンコ対決!そして考古学と人類学もガチンコ対決!
科博って前からこんなノリだったのか?
こういう分かりやすい対立構造を持ち出して、キャッチーなアイコンで目を引くなんて、まるで自民党の選挙戦術みたいですね!
ということで、まんまとそんな戦術に乗せられて、ノコノコ上野公園まで出かけてきました。

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KRUG×KUMA=?

原美術館の中庭に「KRUG×KUMA=∞」というのを見てきた。
クリュッグはフランスのシャンパンのメゾン。クマは建築家の隈研吾氏。
なんでもクリュッグ主催のパーティーに招かれた隈研吾氏が、微妙な温度の変化で味わいが変わるクリュッグのシャンパンに感銘を受けて、温度で形を変える建築を作ろうと思ったんだって。本当かいな。
建築といっても、そんなに大きくはない。高さ2.2m、直径3mのドーム型。
ちょうど人ひとりが通れるくらいの穴があいていて、よっこいしょと中に入ることができる。大きさや形は、かまくらをイメージしてもらえばよいだろうか。

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