菩薩

朝は家で、朝食とも言えないようなものを軽く。昼は焼魚にしようと思ったら、店が開いてなかった。月曜は休みなんだっけな。玄関に亀のいる蕎麦屋でカツ丼ともり蕎麦のセットに。結構お客さんが入っている。

夕方外に出ると、曇り空のせいもあってか、ずいぶん暗くなるのが早くなったと思う。これからこの時間に写真を撮るのは難しくなるということか。

寄ってみようと思っていた場所があったのだけど、行ってみたら開いてなかった。おかしいな、週末しか開いてないのかな。無駄足ではあったけど、その分余計に歩けたと考えることにしましょう。

目を通したいと思った本が、横川コミュニティ会館の図書室にあるというので、散歩がてら行ってみることにする。

この場所は初めて。目当ての本を借り出して退出。これから気候がよくなれば、錦糸町から歩いて帰る途中に寄るにはいいかも知れない。

東京都写真美術館の日本の新進作家展で、原久路&林ナツミ両氏の作品が、被写体に選んだある時期の少女たちを指して、菩薩という言い方をしていたことが気になった。菩薩か…。

平岡正明の『山口百恵は菩薩である』を思い出した。篠山紀信が撮影した山口百恵の写真とともに。

山口百恵が引退した1980年は、私はまだ小学校低学年だったから、山口百恵を同時代体験したとまでは言えないけれど、当時のフィーバーはもちろん覚えている。林ナツミ氏はまだ若いが、原久路氏は私よりいくつも年上のようだから、必ず山口百恵を同時代体験しているはずだ。氏が平岡正明を読んでいたかどうか分からないけど、「菩薩」という言葉遣いには何か通底するものがあるのではないか、そして両氏の作品に表れる少女イメージの先例として、篠山紀信による山口百恵を置いてみるのはどうか、と思った。

ずいぶん歩いてくたびれた。帰宅後は在宅。13,934歩。