ひとつの舞台の終演

以前から自宅のPCのハードディスクの調子が悪かったのだが、ここにきて、とうとうウンともスンとも言わなくなってしまった。
Documents and Settingsのフォルダだけは少し前にバックアップを取っておいたので、最悪の事態は免れたけれど、それでもいくつかのファイルが消えてしまって残念だし、OSやアプリケーションの再セットアップの手間を考えれば気が重い。

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高木社長お疲れさま、そしてありがとう

高木社長はよく粘った。もし7月、8月あたりの時点で機構活用が決まっていたら、ホークスはマリーンズと合併させられていたかもしれない。
今回、機構の活用に至ったことで、高木社長のダイエー本体の経営についての評価はいろいろあるだろうが、少なくとも話をホークスに限れば、ホークス球団の(とりあえずここまでの)存続と2リーグ制の維持は、高木社長の粘りに帰する部分も大きいのではないか。

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プレーオフ雑感

この話題に触れぬわけにはいくまい。
プレーオフは、残念な結果だった。
それぞれの試合の内容についてぼくが論評する任でもないので、今回のプレーオフの周辺で感じたことをいくつか記す。
日曜日の夜、CSフジテレビ739のプロ野球ニュースを見ていたら、番組冒頭で司会の佐々木信也氏が、プレーオフ制度は筋が通らないので反対だ、というようなことを言っていた。

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プロ野球再編雑感

連休の行き帰りの新幹線の中で、プロ野球再編に関する雑誌記事を読みあさった。
一番関心があるのは、いうまでもなくホークスの今後についてだが、日経ビジネス9月20日号の特集記事を読むと、ホークス球団の経営状態やコロニーとの関係については、ここで書かれていることに尽きるのではないか。
報知がオーナー会議の直前を狙ってコロニーとダイエー側の契約について大きく取り上げていたが、まあ興行権の問題が野球協約上どうなのかはともかく、今回の日経ビジネスの記事の内容が妥当だとすると、この契約自体が特に不当とは思わない。

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信じるしかない

・銀行や再生機構主導の再建となれば、ダイエーは球団売却を迫られる公算が高い
・ダイエーが球団を手放せば、オーナー連中が再びロッテとの合併に動くことは目に見えている
とすれば、産業再生機構の活用を拒否し、球団を単独で継続保有するとする高木社長を支持し、信じていくしかない。

大阪へ行きたしと思へども

大阪へ行きたしと思へども 大阪はあまりに遠し
福岡だって遠いけどさ。
要するに先立つものが足りないからね。
漠然と、ひじょうに漠然と、今週末は関西方面になど行ってみたいなあと思っていた。
今週末は、大阪ドームでホークスとバファローズの3連戦がある。
もしかすると、この両チームが大阪ドームで対戦するのも、これが最後かも知れない。
日曜日は、御堂筋で球団合併反対のデモ行進があるらしい。
できればぼくも、ホークスアロハなど着て参加してみたい。
さらに、土日には、谷町の生國魂神社で彦八まつりがある。
これは上方落語協会主催のお祭りで、落語家による出店やら奉納落語会やら、盛りだくさんのイベントがあるらしい。
東京でいうと円朝まつりみたいなものか。って、なんだかわからない人にはなんだかわからないと思いますが。
どうせ大阪に行くのなら、明治屋やながほりや白雪温酒場という居酒屋にも行ってみたい。
ジャンジャン横丁で串揚げを食べながら生ビールなど飲んでみたい(揚げ物禁止してるんじゃなかったのかよ)。
大阪まで行ったのなら、ついでに京都に足をのばして、赤垣屋とか伏見とか静とかにも行って見たい。
それだったら神戸に寄って・・・、こんなことを言い出すと切りがないのでやめる。
だいたいぼくは計画性のかけらもないので、前もって安いチケットを取っておくとか、そういうことを絶対しない人なのである。
のぞみで正規料金で行くと、いくらでしょうか。1万3、4千円くらい片道でかかるんでしょうか。
で、一泊して、飲み歩いて、それから忘れてた、大阪ドームで野球を見て。それも土日ともね。すると、いくらくらいになるかなあ。
そういうことを考えると、どうしても躊躇しちゃうのは、ぼくのよくないところだ。
そこでばーんと行っちゃえれば、また人生も違ってたんだろうなあ。
後先のことを考えればね、また秋冬のスーツも買わないといけないし(去年のがすっかり着れなくなったから)。
最近、PCのハードディスクの調子が悪くて、いつクラッシュするかとびくびくしているし。もう5年くらい使ってるからね。
なーんだかおカネの出てくことばっかり思い浮かぶ。
そういいつつ、まあデジカメ買っちゃったんだけどね。
どうしたもんかなあ。
・・・そんなことを考えながら、うちに帰ってポストを見たら、3万円の請求書が届いてた。
大阪へ行きたしと思へども 大阪はあまりに遠し
せめては新しきカメラを持ちて きままなる旅にいでてみん

銀行団はホークスについてビジョンを示せ

ダイエーの産業再生機構入りって話になると、すぐに「福岡ロッテ・ホークス」誕生か、なんて話が出てくるだろ。
だからダメなんだ。
いや、最悪、ダイエーが産業再生機構送りされて解体されたって仕方ないと思ってるよ。
銀行団は、特にUFJだろうが、どうしてもそうしたいみたいだから。てゆうか、まあ、竹中平蔵だな。
ただね、ダイエー本社をつぶすのはいいけど、銀行団はホークスのことを責任もって面倒みてほしいよ。新しく買ってくれそうな会社を探してからにするとか。
さもなきゃ銀行団がホークスの支援企業になってくれ。ダイエー本社をつぶしたいんだったら、そのくらいの覚悟でやれ。
あるいは球団も本体と一緒に産業再生機構入りさせて、一時的に国有化しちゃうとか。いや、冗談じゃなくて、今のホークスだったら、うまくやれば、球団単独で利益が出るところまでもっていけるんじゃない。
それが、銀行団が、ろくに球団の買い手も探さずに、売却なんてことにすると、絶対にほかと合併、という流れになっちゃうから。
銀行団は、ホークスをどうするつもりなんだ。まず、そのビジョンを示してから、ダイエーを機構送りでもどうにでもしてくれ。
逆に、そのビジョンがないんだったら、あるいは球団合併につながる流れなんだったら、ダイエー本社の産業再生機構送りは絶対反対。

<緊急アピール>ホークス存続のために政府・金融機関は万全の体制をとれ

一部報道で株式会社ダイエーに対する産業再生機構の活用が取りざたされているが、これが事実とすると、株式会社ダイエーの子会社である株式会社福岡ダイエーホークスの経営にも重大な影響が及ぶことが懸念される。
政府及び金融機関は、プロ野球が国民的な文化であり、球団が公共財としての性格を強く有することを考慮して、ホークス球団の維持・存続のためにあらゆる策を講じ、もって球界システムの安定化を図るよう、ここに強く求めるものである。
また、状況に応じて、以下の方策を取ることを提言する。
・ホークス球団に対するダイエー本社からの資金援助が困難になった場合は、金融機関はホークス球団に対する緊急融資を速やかに実施すること
・ダイエー本社がホークス球団売却を余儀なくされる状況となった場合は、政府及び金融機関は、球団購入を希望する企業への斡旋を行い、かつ政府は球界への新規参入企業に対する規制を緩和するようプロ野球機構に対する行政指導を徹底すること
・上記の方策にかかわらず、適当なスポンサー企業が見つからず、ホークス球団の存続が危ぶまれる状況となった場合は、球団存続を最優先に、政府による資本注入や球団の一時国有化を実施すること   以上

読売新聞に迎合するような方向に引きずられる必要はひとつもない

前から言っているように、ぼくは球団合併や1リーグ制について、決して頭ごなしに反対しているわけではない。反対するよりも何よりも、まず、賛否を冷静に判断するだけの情報が、ぼくのような一ファンには与えられていない。
現行の2リーグ制や球団経営のどこに問題があるのか。問題があるとすれば、どのような解決策が考えられるのか。合併や1リーグ制は、あくまでその解決策のひとつとして検討されるべきであり、決してそれだけが自明な回答であるわけではないだろう。
もっとも、一部の球団オーナーは、そうした議論の経緯が選手やファンに示されていないだけで、われわれの間では問題は既に解決済みだと言いたいのかも知れない。
多くの企業においては、積極的にステークホルダーへの説明責任を果たすべきという考え方が一般的になりつつある、このご時世にである。
まあ、そんなことをこの場で嘆いても仕方がないのだろう。なにしろ、今回のオーナー会議の一方の主役たる球団オーナーが率いる企業グループは、つい先日も総会屋への利益提供事件が明るみになったことで、その閉鎖的で独善的な経営体質が再認識されたばかりだ。
アサヒ・コムの記事で、もう一方の主役、読売の渡辺オーナーの発言が紹介されている。
「『選手会が議論の時間が短すぎるのではと主張しているが』と聞かれると、『100年議論すれば十分だと言うんですか。1年かける必要はない。2カ月あれば十分』。そう答え、『朝日新聞の論調に迎合するような方向に引きずられる必要はひとつもない』と付け加えた」
最後の一文は、これが朝日新聞の記事だからこそ付け加えられているのだろう。
渡辺氏がいうところの朝日新聞の論調がどのようなものか確認することはできなかったが(ソースをご存知ならご教示願いたい)、この問題について朝日が何か論説を出しているのなら、論説には論説をもって反駁することが言論人としてのマナーだろう。
ましてや、この渡辺恒雄という人は、読売新聞の主筆なのである。
それがこんな吐き捨てるような言い方しかできないとは、主筆が聞いて呆れる。
朝日新聞の論調というが、それなら論調があるだけ、朝日は読売よりまだマシだといえる。
もし球団合併が不可避であり、また1リーグ制が日本のプロ野球界にとって有益だというのなら、なぜ読売は、あるいは渡辺恒雄は、自分の筆でそれを訴えないのか。
まがりなりにもペンで飯を食っている者が、自分の言葉で選手やファンを納得させられないでどうするのか。
新聞社としての明確な見解も指針も出さぬまま、いたずらに世論を誘導しておいて、1リーグ制が既成事実化するのを待つというのか。
身内の利益のかかわる問題には口をつぐむというのでは、読売新聞には他の重要問題を論ずる資格はない。

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