みなとみらいから

「売国奴」「愛」

横浜美術館のゴス展を見てきたので覚え書きをしておく。
リッキー・スワローの彫刻、ドローイング。冒頭に掲げられた二本の腕の骨。これはブロンズなのか・・・。フライヤーのメイン・ビジュアルにも使われている骸骨からフジツボ(?)が生えている木彫。タイトルに「Younger Than Yesterday」とあるのを見てしばし考え込む。彫り出された寝袋の美しさ、厳粛なたたずまいに足を止める。
思うに、人間の腕の中の骨は、一本の木からレモンを持った手や小鳥の留まったギターを掘り出すのと似ている。どちらも、すでに内在しているものだとすれば。

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新宿から

「銀河ヒッチハイク・ガイド」を読む

とにかく理屈っぽくって皮肉っぽくって、なんともクセのある本。
最初読み出してから、全然ページが捗らなかった。しばらく放っておいたのが、何かの弾みで本棚の間から出てきて、我慢して持ち歩いているうちに、だんだん独特のリズムに乗ってきて、ページが捗りだした。
ま、そのうちの大部分はアルコールが入ってた時だから、どこまでこのお話の深遠な?思想が理解できているかは心もとないけどね。

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有楽町から

バート・バカラックのコンサートに行ってきた。
バカラック今年80! ブラボー!
と、いきなり脈絡なく盛り上がってみる。まあそんな気分なんですが。
こないだ、おじさんたちにバカラックの話をしたら、まだ生きてたのかという顔をされた。
まだ生きてますよ!矍鑠!と答えつつ、金曜の夜にNEWS23にバカラックが出るというので、ビデオを撮って見たら、案外老けてたのでちょっとショックだった。
まあ80だもんね・・・、と急に弱気になる。
今回のコンサートの宣材で使ってるバカラックのビジュアル、あれは10年位は前のものじゃないのかね。

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日本橋室町から

第五次 第五回 圓朝座
前座 春風亭ぽっぽ「子ほめ」
落語 鈴々舎馬桜「緑林門松竹・お関と小僧平吉」
落語 入船亭扇遊「怪談牡丹灯籠・お露と新三郎」
たまたま鈴々舎馬桜師のウェブサイトを見ていると、2月9日付のご本人の書き込みで、11日の「円朝座」に大量のキャンセルが出て驚いている、云々。
いかにも馬桜師の困惑ぶりが伝わってくる書き込みに、これを目にしたのも何かの縁と、思い立ってお江戸日本橋亭に出かけた。
本当は、こういう落語会は、常連の落語通のお客が多そうで、ぼくのような風来坊が、一見でふらりと立ち寄るのは少々はばかられるのだ。それに、円朝噺も知らないし。

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新宿から

雪が降る

今日は雪のせいで10時までの営業とのこと。
ベルクを出たら、地下通路のシャッターが閉まっていて驚いた。
が、事情通のおじさんがシャッター脇のドアを開けて行くのに連れ立って出た。
チーズでワインを飲みたかったのだが、諸事情でウインナーばかり食べてしまった。次の課題だ。
立ち飲みしながら、ブックファーストで買ったばかりの塩野七生の「コンスタンティノープルの陥落」を読む。このところヨーロッパ史の本を読む必要があって、ビザンツ帝国の歴史を追いかけていたのだが、Wikipediaの記述がちょっとばかり感動的で、もう少し掘り下げてみたいと思ったのだ。
3分の1程読み進んだところで、時間切れ。

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