今こそスポーツ紙は社説で争え

きのうの大阪ドームはすごかったらしいですね。
バファローズのファンサイトを見ると、きのう7月4日を「バファローズ革命記念日」だとか「独立記念日」と言っている人もいる。
今後、事態がどう推移するかはともかく、きのうが日本のプロ野球史から見て特筆すべき一日となったことは確かなようだ。
さて、昨日、駅の売店でスポーツ報知の一面を見て唖然とした。
「ダイエーロッテ合併加速」という見出しの記事で、ダイエー球団の中内正オーナーが球団合併や球界再編について触れた発言が伝えられている。
が、この中内オーナーの発言をダイエーとロッテ両球団の「合併加速」と解釈して、わざわざ一面トップで取り上げているのは、報知だけなのである。
他の多くの媒体では、中内さんの発言は、近鉄・オリックス両球団の合併が7月7日のオーナー会議で決まる見通しであり、来季を2リーグ制と1リーグ制のどちらで行うかは9月のオーナー会議で決めたい意向であるということを小さな扱いで伝えているだけだ。
確かに一連の発言で、中内さんは球団の合併についても触れているけれど、いくつかの報道を調べてみたが、あくまで一般論として述べているだけのようにしか読めない。ここでは、毎日新聞日刊スポーツの例を挙げておく。
だからこれも書き方なのだが、日曜日の報知のように、「ロッテ・重光武雄オーナー(81)が合併に前向きな姿勢を見せていることに『ぼくにもそういう考えはある』と発言」などと書くと、いかにも中内さんがダイエーとロッテ両球団の合併に前向きであるかのように伝わってしまうではないか。
いや、中内さんの真意は知りませんよ。もしかしたら本当に合併推進論者なのかもしれないし。それに、中内さんの発言自体、こういう微妙な時期に慎重さに欠けていたと言わなければいけないけどね。
しかし、あの程度の発言を煽って煽って合併話に結びつけようという報知もどうなのか。
こうしてみていくと、報知だけがフライング報道しているように見えて仕方ないのだが。
もうこれはセンセーショナリズムとかそういうのを越えて、一定の方向に読者を誘導しようとしているのではないかと首をかしげずにいられない。
百歩譲って、そういう偏向報道があっても許そう。
問題は、いうまでもなく、報知新聞も読売新聞も、読売ジャイアンツと同じグループ企業に属していることである。
今回の球団合併や球界再編に関して、読売グループが、グループの媒体を動員して、自社に有利なように、特定の方向に世論を誘導していくことだって、やろうと思えばできるのに違いない。
今回の報知の記事を見ていると、そう疑いをかけたくなるくらいにバイアスを感じるのだけど、どうだろうか。
むろん読売系の媒体すべてが偏向しているというわけではない。こういうバランスの取れた記事を目にすることもできる。
が、これはあくまで一記者の見解に留まるものだろう。
この際、読売新聞でもスポーツ報知でもいい、今回の近鉄・オリックス両球団の合併問題から、今後の球界のあるべき姿などについて、一度、読売グループとしての立場を明確に表明すべきなのではないか。
仮に、読売グループとして、明確に1リーグ制を支持し、推進していくというのなら、今後、読売本紙や報知紙上で1リーグ制を煽るような記事を見ても、そういう前提で見ていくことにする。
これは読売だけの問題ではない。セ・リーグには、中日、横浜、ヤクルトと、メディア系の資本が入った球団が多い。
いったい各球団の母体メディアが、将来の球界についてどのような展望を持ち、どういうスタンスで今回の合併問題や球界再編を報道していくのか、利害関係者であるマスコミ各社がそれぞれの見解を明らかにし、そこに意見の相違があれば、公の場で議論を戦わせるべきだ。
また、歴史的にパ・リーグ成立に関係の深い毎日にも見解を示してほしい。
今年の3月から4月にかけて、朝日新聞と産経新聞の社説上で、東京都教育委員会が都立高校の卒業式で君が代を起立斉唱しなかった教師を処分した問題をめぐって論争が交わされたことがあった。
一般紙には社説という欄があって、国旗国歌の問題や、例えば北朝鮮やイラク問題のような重要な問題については、各々の新聞は自らの報道機関としてのスタンスを明らかにする。
各紙の社説はインターネットでも読むことができるから、それぞれの見解の違いを簡単に読み比べることができる。
スポーツ紙にはどういうわけか社説の欄はないが、今こそ、各紙は自らの旗幟を鮮明にすべき時だと考える。

近鉄とオリックスの合併に反対する

近鉄球団とオリックス球団の合併問題について、ぼくはこれまで静観していたところがある。
両球団の合併から1リーグ化への流れが、半ば出来レースであるかのようなマスコミの報道や、一部の球団関係者の発言には違和感を覚えたが、球団合併や1リーグ制の是非そのものについては、ぼくがとやかく言うことではないと思っていた。
が、ここに来てその考えを変えた。
今朝のスポニチのサイトを見ると、ライブドアによる近鉄買収の表明に関して、球団の親会社である近畿日本鉄道の山口昌紀社長のコメントが伝えられている。
「その話は聞いている」
「近畿日本鉄道は仁義を通し、信義を重んじる会社だ。小林球団社長がはっきりと断っている話です。オリックスとの話を進めます」
「“30億円でも売却しないということになれば、株主に損害を与える。この話をのまないと株主代表訴訟を起こす”とまで、向こうは言ってきているが、どうぞ起こしてもらって結構」
「球界の大改革を今からやろうとしているんだ。それに逆行する勢力が仕掛けてきたものだろう。近畿日本鉄道をなめるなよ、という思いだ」
なんという思い上がった発言だろうか。
最後の「近畿日本鉄道をなめるなよ」とは、いったい誰に対するセリフなのか。ライブドアに対してか。だとすれば、ライブドアに対してまったく失礼な物言いではないか。
まして、バファローズファンこそが「ファンをなめるなよ」という思いだろう。
この人にとって、球団はあくまで近畿日本鉄道株式会社の私有物にすぎないという考えなのに違いない。
そもそも、近鉄球団が今日の経営破綻(といってよいだろう)に至ったのは、近鉄本社の無策による部分が大きいのではないか。
自分の経営責任を棚に上げて、「球界の大改革を今からやろうとしている」とは笑止だ。
それでいて、「なめるなよ」などと、大企業意識だけは強いと来ている。
何が「仁義を通し、信義を重んじる」だ。今回の合併話だって、一方の当事者であるオリックスの宮内オーナーが、契約には相手があることだからと、正式な発表があるまで一貫して慎重な発言を繰り返していたのに、マスコミに情報をリークして合併の既成事実化をはかろうとしていたのは近鉄側ではないか。
近畿日本鉄道単独で球団を経営する力がなく、また球団買収に手を挙げる企業がないのなら、次善の策として合併も仕方ないかと思っていたが、買いたいというところがあるのなら、そこに売ってやればいいじゃないか。
ここに、ぼくは以下のように表明する。
近鉄球団とオリックス球団の合併に反対する。球団経営を行う意欲も能力も欠如した近鉄本社に、一部とはいえ新球団の経営権を持たせてはいけない。
近鉄球団買収にあえて名乗りを上げたライブドアに敬意を表する。そして、他にも若くて意欲的な企業や個人が球団経営に参入することを期待する。

今朝の新聞から

あーあ土日はタイダに過ごしちゃったな。
ゆうべ、サンデースポーツでも見ようかと思ってテレビをつけたら、まだ始まってないのかシーア派の指導者のドキュメントなどをやっていた。
横になってなんとなく見ていると、さっき飲んだビールのおかげで、だんだんウトウトとしてきてしまい、気がついたら12時近い。
が、この時間でもまだサンデースポーツをやってるの? 特番か何かで押したのか。
ともあれ、きのうはせっかくホークスが快勝したのに、スポーツニュースで確かめることができませんでした。
しかたなく又寝したおかげで、今朝は5時前に目が覚めてしまい、ロハス・モーニングが始まるのを起きて待ってしまう。
こんなに早く起きているのに、うちを出るのはいつもと同じ、というより、むしろ遅いくらいになってしまうのは何故なんでしょうか。
さて、ホークスがらみということで、今朝の新聞から気になった記事を拾ってみましょう。
日刊スポーツ九州のサイトを見ると、こんな記事が出ている。
王さん「早く決めて!」球界再編問題に苦言
(・・・)もちろんオリックス、近鉄の合併問題に絡む保有選手の配分、余剰選手の受け入れについても、クギを差すことも忘れなかった。
 王監督 オリックスと近鉄が出した案はスンナリいかないだろう。例えばウチと巨人が合併したら(チームは)強くなる。強くするために合併するのは許されない。
 あくまで経営難に陥った球団の「救済措置」なら容認できても、結果的に戦力強化につながる合併には反対の姿勢を見せた。
この王さんの発言が、読売新聞のサイトではこのように掲載されている。
球団統合問題、各球団の思惑もそれぞれ
(・・・)一方、ダイエーの王監督もこの日、「2リーグ制にするのか、1リーグ制か、早く決めてほしい。もたもたしていたら、『野球界は何をしているんだ』と言われる」と語った。統合に伴う選手保有の問題についても「(有力選手をすべて保有して)強くなるような統合は許されない。巨人とダイエーが一緒になったら、絶対強いチームになる」と自らの考えを述べた。
なーんだか読売の記事だと、一見、王さんが、巨人とダイエーが合併したら絶対強くなるから、本当はそれを望んでいるんだけど、許されないからしょうがないみたいなニュアンスに取れない?
ぼくの見方がひねくれてるのかな?
日刊スポーツの書き方だと、別に抵抗なく読めるんだけど。
ちょっと前の日刊ゲンダイで(まあゲンダイだからあんまり鵜呑みにしても仕方ないんだけど)ナベツネが巨人がダイエーの吸収をたくらんでるみたいな記事が出てたから、ちょっと神経質になってるのかもしれないけどさ。

線路はつづくよ どこまでも

いやきのうは荒金よく打ったねー。
などと、いきなり前置きもなしに切り出しても分からない人はまったく分からないでしょうが、まあいいです。
ゆうべは外出していて中継は見ていなかったのだけど、携帯のホークスタウンのサイトで結果を知って、慌ててうちに帰ってスカパーでプロ野球ニュースを見た。
さて、「南海ホークスがあったころ」の話だった。
前回、この本の話をするのに、往時の南海ホークスへの感傷めいた文章から始めたのは、必ずしも適切ではなかったかもしれない。
タイトルだけをみると、例えば昔の南海ファンによるノスタルジックな(あるいは屈折した)思い出話みたいに誤解されてしまうかもしれないけれど、むしろ、副題の「野球ファンとパ・リーグの文化史」のほうが、本書の内容をよく示していると思う。
この本では、まず、プロ野球をひとつの文化として見て、それを構成する要素のいくつかについて、丹念に歴史的な背景をたどっていく作業を試みている。
具体的には、南海ホークスとパ・リーグを中心に、企業による球団経営と都市開発、また野球ファンという存在の発生と、その応援スタイルが変化する過程などが、メディアや大衆文化、都市計画や建築といった視点から語られる。
いってみれば、学術書なのだ。
ただし、どちらも熱烈な南海ホークスファンだったという共著者ふたり(社会学者と建築学者)が、本書のところどころで、ファンとしての顔を見せてしまっているのが楽しい。
例えば、現在の応援スタイルであるメガホンダンスについてふれたくだりで、
「筆者も、外野席のダイエー・ファンのなかに身をおいてメガホン・ダンスを何度か経験してみたが、一ゲーム分の応援はけっこうな疲労につながった」(306ページ)
とあるが、おいおい実際にやってみたのかよ、しかも何度も、というツッコミを入れずにはいられない。
また、本書で指摘されるまでうっかりしていたのだが、ホークスの打者が出塁すると外野の応援団がトランペットで「線路はつづくよ どこまでも」の一節を演奏するのだけど、いつも何気なく耳にしているこのフレーズも「ホークスが電鉄会社のチームだったという履歴を物語る」のだ。改めてホークスの歴史に思いを至す。
著者は、本書のなかで何度か「球運」という言葉を使っているのだけど、それは、プロ野球が、選手や監督といった個人の存在や個々のプレイ、また母体企業やファンといった要素に還元しきれるものではなくて、そうしたいろいろなものを巻き込みながら流れていく、ひとつの運命であり、大きな物語だということを示す、印象的な表現だと思う。
最後に、今回の近鉄とオリックスの合併騒動も、この本を一読すれば見方が変わるんじゃないかな。少なくともぼくは、読売とセ・リーグにはまったくいい印象を持たなくなった。
本書の著者のひとり、関西大学の永井先生のホームページ
http://homepage3.nifty.com/ynagai/

南海ホークスがあったころ

しかしゆうべはやたら蒸し暑かったね。
窓を少し開けて寝ていたのだが、どうにも寝苦しくて朝の4時過ぎに目が覚めてしまった。
しょうがないので今季初の冷房を入れましたよ。朝っぱらから。
いったん目が覚めるとなかなか熟睡には戻れなくて、5時からJ-WAVEをつけて、聞くでも聞かないでもなくウトウトしていた。
おかげで今日はいくぶん寝が足りないまま一日をすごしている。
さて、残念ながらホークスの連勝も11で途切れてしまった。
まあ、ずっと勝ってるわけにもいかないから、仕方ないけどね。
新聞などを見ると、福岡ダイエーホークスとしては、2000年の9月に9連勝したことがあるそうだ(って、ぼくもそのころにはホークスを見ていたはずなのだが、いい加減なものであんまり覚えていない)。
それ以上の連勝というと、南海時代の1965年に17連勝して以来だという。
ここで少し気になるのが、新聞の書き方が、例えば「39年振りの10連勝」か、それとも「初の10連勝」となっているか。福岡ダイエー球団としては初めてでも、ホークスというチームにとっては39年振りということだからね。
どうも最近、例の近鉄とオリックスの合併話もあって、うがった見方をしてしまうのだが、日刊スポーツ九州のような地元メディアでも「39年振り」という言い方をしているのに、読売新聞やスポーツ報知といった読売系のメディアが「球団初の」という表現をしているのが目立つ気がする。まあ、そんなにすぱっときれいに分かれるわけでもないけども。
それにしても、南海ホークスの17連勝というのもすごいことだ。
そのころのホークスがいかに強かったか。それも、1965年のホークスが必ずしも最強だったわけではなく、59年にジャイアンツを破って日本一になったあたりがピークとすると、そこからいくぶん力が落ち始めている時期に、17連勝なんていうすごい記録を作ってしまうのだから、当時のホークスの強さがわかるというものだ。
1950年代から60年代にかけては、ホークスの黄金時代だったといってよい。
なんて、訳知り顔で書いているが、むろん、受け売りの話である。
ここのところ、前に買ってそのままにしていた「南海ホークスがあったころ」を読み始めている。この本については、日を改めて触れていこう。

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ホークスアロハ

きのうで調子はだいぶ良くなった。
ここ三日ほど、会社を出てまっすぐうちに帰って、どこにも出かけず休んでいたしね。
ゆうべはテレビで福岡ドームでのホークス対バファローズの試合を見ていた。
おとといは東京ドームで試合をして、その翌日に福岡だから、両チームのナインはご苦労なことだと思う。
しかし、きのうは息詰まる投手戦でした。こちらの新垣もよかったが、10何試合だか連続で5得点以上挙げていたホークス打線が、バファローズの高村に手が出ない。
結果は吉本のヒットでホークスがサヨナラ勝ちしたけれど、昨日の試合はどっちが勝ってもおかしくなかった。最後まで投げきった高村には気の毒だけど。
さて、きのう、前から頼んでいたホークスアロハシャツがうちに届いた。
これはライターの綱島理友氏がプロデュースしたシャツで、全面にホークスのロゴやユニホームなどのイラストがあしらわれている。それも、今の福岡ダイエーホークスのだけじゃなくて、何十年前の南海ホークスのからですよ。南海のキャラクターとダイエーのキャラクターが同居しているグッズはこれが始めてなのだそう。
最初、このシャツのことを週刊ベースボールの記事で読んで、一発で欲しくなった。3月頃から予約注文していたのだけど、諸事情で生産が遅れていたのだ。
結構シックな感じで、プロ野球のグッズにありがちなキッチュさはない。これなら普通に着て街を歩いてもおかしくなさそう(近くに寄ると分かっちゃうけど)。
今度ホークスの試合を見に行くとき、さっそく球場に着て行こうっと。
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これがそのアロハ
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ご購入はこちらから
(ただし、昨日届いたのは先行予約した人だけで、正式発売は6月末の予定だそうです)

藤田まこと激怒

あいかわらず調子が悪い。
月曜の午後、会社の診察室に行って風邪薬をもらおうと思ったら、午後は本社での診療とかでお休みだった。市販の薬を飲んだけれど、あんまり効いた気がしない。
きのう、朝一番で診察室で薬をもらって飲んだ。そうすると今度は仕事中に眠くなって仕方がない。体はだるいし、冷房は効きすぎて寒いし、眠くてしょうがないしで、きのうは全然仕事にならなかった。
本当は、きのうは、ちょっと画期的な日だったのだ。
もちろん、ぼく個人のことじゃないですけどね。
ゆうべ、東京ドームでホークスとバファローズの試合があった。
そして、この試合はホークスの主催試合だった。ということは、きのう、ホークスの選手たちは、ホームゲームの時に着る白いユニホーム姿で戦っていたのだ。
福岡ドーム以外で、白いユニホームのホークスナインを見られるなんて滅多にない機会なのに、きのうは調子が悪くて、東京ドームに行くのを断念した。
非常に悔しい。
そして、さらに、これは今朝になって知ったのだけれど、もしかすると、昨日の試合が、大阪近鉄バファローズが東京ドームで行う最後の試合だったのかも知れないのだ。
今季、東京ドームでのファイターズ主催試合で、対バファローズの試合の日程はもう全部消化してしまっているらしい。
うーむ、やはり無理してでも見ておくべきだったか。
今回のバファローズとブルーウェーブの合併話で、特に、おそらく吸収される側であろう、バファローズファンの心境はいかばかりかと思う。
藤田まことも、莫山先生も怒っている。
ぼくだって、合併から1リーグ化への流れが既定の方針であるかのようなマスコミの報道を見るといい気分はしない。
1リーグ化の是非がどうこうというよりも、普段パ・リーグを滅多に取り上げないマスコミが、このときばかりは大きく取り上げて、しかも揃って1リーグ化が不可避であるような書き方をしているのが気に入らない。
藤田まこと激怒
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2004/06/14/01.html
莫山先生腰抜けた
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/gappei/ga40614c.htm
バファローズファンサイト”The Utopia of the Bu Fan”
http://www.ne.jp/asahi/utopia-bu/rokko/

ズレータ三昧

東京ドームにホークス対ファイターズ戦を見に行ってきた。
実は、今季になってホークスの試合を生で見るのは、これが初めてだ。
時間が合わなかったり、不意に余計な仕事が入ったり、こっちがうっかりしてたりして、なかなか見に行けなかった。
もっとも、ファイターズが北海道に行ってしまったものだから、近場の東京ドームでホークス戦を見る機会が少なくなったということもある。
さて、会社をいつもより少し早めに出て、一旦うちに帰って着替えてから出直し、東京ドームに着いたのが、6時20分過ぎ。ホークス2回表の攻撃中というあたり。
残念ながら、1回表のホークス1点先制のシーンは見逃してしまった。
ホークスの先発は星野。今年は星野が復活してくれたのが嬉しい。
試合が動いたのは4回。城島デッドボール、柴原ツーベースで、ランナー2塁3塁から、ズレータがホームラン!
とにかくどでかい当たりでした。ぼくはレフト側の外野自由席で見ていたのだけど、ちょうどぼくのいるブロックの手前を、打球がギューンという感じで飛んでいった。やはり看板直撃だったそうだ。
そして5回。川崎、松中のヒットで1塁2塁。そこから、まずは城島のヒットで2塁から川崎が生還。そしてランナー2塁3塁から、またまたズレータが、今度はバックスクリーン右下に突き刺さるようなホームラン。これで得点は8対0。
安定した投球を続けていた星野だが、5回に金子誠にツーランを浴び、さらに6回には3連打から1点を失ってしまう。ツーアウトながら、なおランナー1、2塁。
レフトスタンドのあちこちから「がんばれジュンヂー!」の声援が上がる。
ここで星野はふんばって後続を断ち、6回のファイターズの得点は1点どまり。
このピンチを抑えたところで、次の回はピッチャー交代かな、と思っていたら、ホークスベンチは続く7回も星野を引っ張り、立ち直った星野はその回をきっちり3人で押さえる。
一方、ファイターズ先発岩本を4回途中で引きずり降ろしたホークス打線だが、その後のファイターズ救援陣に対して、6回以降はランナーを出すものの得点までに至らなかったのが、多少、消化不良だったか。
8回からホークスは今季好調の山田、そして9回は松と繫いで、松がソロホームランを浴びたものの、ファイターズ打線を抑えて逃げ切り、8対4でゲームセット。
このシーズンオフも何かと騒がしかったホークスだけど、いったんゲームが始まれば、グラウンドの中もスタンドも、変わらない姿を見せてくれたことが嬉しかった。
ところで、6回のグラウンド整備の間に流れる「YMCA」で、ファイティーが踊ってる!
まだ現役でがんばってるんだ。よかったよかった。
fighty.gifファイティー

マルチメディア川崎

プロ野球もキャンプ、オープン戦と進んで、いよいよ開幕も近い。
わが福岡ダイエーホークスも、斉藤の調子がいまひとつ上がらなかったり、和田が指をどうかしちゃったりというのは心配ですが、先日も新垣がいいピッチングをしたようだし、今季から名前を変えた吉本が当たっているようだし、とにかく去年の小久保みたいな大ケガがないだけでも良しとしましょう。
さて、いま書店で発売中の雑誌「ターザン」の表紙の男、もしかして、と思って近づくと、やはり城島健司だった。月刊ホークスならともかく、ターザンのような全国誌かつ一般誌(と言っていいのかな)の表紙を飾るとは、さすが城島だ。
まあ、城島に関しては、ダイエーホークスの、という前置きが不要になりつつあるか。
ホークス選手の露出ということでいうと、ヨドバシカメラのCMに川崎が出ていたのには驚いた。
どうしてまた川崎かというと、ヨドバシカメラにマルチメディア川崎という新店がオープンしたそうで、その地名の川崎とホークスの川崎とを掛けているわけだ。
が、九州で放映するならともかく、このCMが流れている関東地域で、川崎宗則の知名度かつ訴求力というのは果たしてどれくらいあるのだろう。大きなお世話ながら少し心配になる。
川崎も去年の日本シリーズで全国的に顔を売ったとはいえ、まあ知らないでしょう。そのへんの一般の人たちは。
そう考えると、CMに川崎を起用したヨドバシカメラはエライ。
こうなったら、今度はホークスに錦糸町という名字の選手に入団してもらって、マルチメディア錦糸町店で店頭キャンペーンでもやってほしいものだ。