来週6月21日から小沢昭一さんが新宿末広亭の夜の部に出演されるということで、予習がてら買ってきた。
去年の12月に出た小沢さんと寄席演芸に造詣の深い12人との対談集。雑誌「論座」の連載をまとめたものだという。
小沢昭一的マニア!〜小沢昭一大先生のあれこれについて考える〜
今週は、小沢昭一大先生のあれこれについて考えてまいりました。
と言ってもですね、前に申しましたように、私がにわかに小沢昭一マイブームになりましたのは、せいぜい今年の2月だか3月だか、といった頃からでありまして、昨日きょうの小沢マニアにしか過ぎないのでありますよ。
私など、広大無辺な小沢ワールドの入り口のあたりをまさぐっている程度なのでありまして、本当に気持ちがよくなってくるのはこれから、といったところでありましょうかな。って、何の話をしているんだか分からなくなってきましたが。
九代正蔵襲名披露興行 その2
うっかりしているうちに5月も終わってしまいそうだ。
毎度言い訳がましく話を始めるのも気が引けるのだが、4月の終わり頃からお仕事のほうがそれなりに忙しかったうえに、連休に入って風邪をひいてしまった。
さすがにこじらすことはないけれど、鼻がグスグスいったり、ノドがイガイガしたりというのが続いて、なかなか風邪っ気が抜けてくれない。
九代正蔵襲名披露興行
池袋演芸場に、こぶ平改メ九代林家正蔵の襲名披露興行を見に行ってきた。
この襲名披露興行、上野鈴本の3月下席を皮切りに、新宿、浅草と続いて、今回の池袋演芸場4月下席でひと区切り。
しばらく続いているから、適当なところで見に行けばいいだろ、と思っているうちに、もう池袋での興行。なんといっても大名跡の世紀の襲名披露、やはり一度は見ておかないと、という思いで、ようやく腰を上げた。
君こそつくしだ!
川柳つくしの「君こそつくしだ!」という落語会を見に行ってきた。
会場は、なかの芸能小劇場。この場所は初めてだ。いつからあるのだろう。
だいたい、中野駅で降りるのも久しぶりで、学生のころ、1年間だけ中野駅を使って通学していたのだが、そのときはこんな施設はなかった。
もっとも、ぼくが中野駅を使っていたのは、今から10年も前の話だ。
池袋から
たまとの遭遇
いやはや。
いろいろと覚え書きをしておこうと思うことはあるのだけど、あたふたと毎日を過ごしているうちに、順番がどんどん後のほうに後のほうに下がっていってしまう。
前回のお話は、巌谷國士講演会の本題に入りかかったところで終わっているけど、瀧口展の会期自体がもうとっくに終わっているじゃないですか。
ザクレロを入れ込む
ゆうべ、うちに帰ったら、東京かわら版の4月号が寄席演芸年鑑と一緒に届いていた。
どちらもまだちゃんと読んでいないけど、かわら版本誌にざっと目を通すと、今月の巻頭エセー(目次も本文も「エセー」となっている。前号までは「エッセイ」だったのに。何か含むところがあるのか)の筆者が森村泰昌氏。
与太郎戦記 その2
「与太郎戦記」の話の続き。
ところでこの映画、最初から最後まで、下ネタというか、セックス絡みの話ばっかりなのだ。
大体において、この映画に出てくる女性は、女給にせよ、遊女にせよ、慰安婦にせよ、ほとんどが男性のセックスの対象として描かれている。
唯一、自立した女性としてキャラが立っているのは、戦地での看護婦ということになる。
与太郎戦記
京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターに行ってきた。
春風亭柳昇原作・出演の映画「与太郎戦記」が、「特集・逝ける映画人を偲んで 2002-2003」というプログラムのひとつとして上映されるという。
2002年1月1日から2003年12月31日までの2年間に逝去した映画人を追悼する特集ということで、この作品の上映で追悼されているのは、もちろん春風亭柳昇師。