2011年8月28日のこころのまとめ

  • さっきから電車で隣に座る青年が頭をぼくの肩にもたれて眠っている。そんなにぼくの肩は寝心地がいいですかね。 #
  • 埼玉近美のエル・アナツイ展、最終日だけど見てよかった。大量のボトルのキャップやシールからなるタペストリー状の作品が、ダイナミックな襞に照明を受けて、うねうねと光るさまがなんとも言えず美しい。それは伝統の布地に身を包んだ現地の女性の媚態を想起すると言ったら飛躍しすぎだろうか。 #
  • 不思議なものだね、接近して見れば錆の生えかかった廃品の瓶の蓋。ところが距離をおいて視野に全貌を含めれば、金襴の大名衣装かと見まがい、クリムトの金箔を凝らしたマティエールさえ想起する。あるいは世の中の美といわれるものは一体にこういうものかという皮肉めいた思いすら頭を掠める。 #
  • 廃品の利用はむろん現代美術の常套手段ではある。しかし作家は現代美術の文法に目配せしつつ、そこにスピリチュアルな意味を見い出しているようだ。商品あるいは廃品は、多くの人がそこに手を触れながら流通する。つまり瓶の蓋ひとつには目に見えない人と人の繋がりが幾重にも織り込まれていると。 #
  • 最終日その2、森美術館のフレンチ・ウインドウ展に。さすがに混んでいるのでざっと流して早々に退散。デュシャン賞というのがあるんですね。なんかそれ自体一種のパロディーだったらどうしようかと思ったがそうでもないようだ。またフランス人の作家が受ける賞かと思ったがそうでもないようだ。 #
  • こういうショーケース的な展示は難しいところだが、例えば作家が「カリフォルニアのミニマルアートへのオマージュ」と語る自動車用塗装された直方体の下部が追突されたように凹んでいる作品、またモンドリアンの平面をホワイトキューブにレディメイドを使って展開したような作品はちょいと面白かった。 #
  • しかしあまり近現代の美術史に再帰的な言及ばかりしていると息苦しくなりそうだ。ここはフランス窓を開いて新鮮な空気を入れたいものだ。 #
  • そういえばgozoCineで吉増剛造さん下北沢を歩いてたな。あれはどのへんなんだろう。図らずも写真がぶれてキセキみたいになった。 http://t.co/lBl2tHX #

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