修理

外出。天気が怪しいので電車。

錦糸町駅前の喫茶店に。一階の席に腰を落ち着ける。テレビでは妙正寺川に氾濫危険情報が出たと伝えている。

後から来た客が注文を告げてスタスタと二階に上がっていった。この喫茶店には一階席と二階席があって、私などは一階のほうが落ち着く気がするが、二階席を好むお客も少なくない。

ふと、レジ下の貼り紙が目に入った。店内の喫煙についての注意書きで、一階席は禁煙、二階席は加熱式タバコなら可、従来のタバコは店の外で吸うように、という内容である。前からここに貼ってあったのだろうが、これまで気がつかなかった。

そうか、加熱式でもタバコを吸いたい客は、真っ先に二階を目指すのかも知れない。そして一階席は禁煙だったのか。これまで喫煙、禁煙の別などまったく意識していなかった。タバコを吸わないと、そのあたりの機微は分からない。

勘定をしてもらおうと財布を開くと一万円札しかない。個人店で万札を出すのは気が引ける。どこかに千円札はないかなと探したら、鞄に入れていた名刺入れの中に、四つ折りにした千円札が入っていた。後で補充しておこう。

「きよひらはし」の名前は、同じく大横川に架かる業平橋のように、人名から取ったのだろうか。きよひら、という名の歴史上の人物というと、藤原清衡か。ここ本所と奥州藤原氏の初代とは何か縁があるのか。

きよひらはしは清衡橋ではなく清平橋で、旧町名の清水町と太平町の間に架かる橋だったことから、一文字ずつ取って清平橋としたものらしい。がっかり感が強い。

昼間、近くの歯医者に。一年振りくらいか。昨夜鈍い痛みを感じた左の奥歯を診てもらう。

先生の見立てでは、歯茎が赤くなって腫れている部分が痛みの原因ではないかという。歯の側面の欠けとは直接の関係はないようだ。また、以前の詰め物が取れたわけでもない。 腫れがひいたら歯の欠けを埋めようということになって、抗生物質が出た。

夕刻、洋服直しの店にズボンを持ち込んで、虫食い穴を修理してもらう相談。新しいスーツを買うよりは若干安く上がるか、という程度の見積もり。やむを得ない。

錦糸町で所用。自分の発言のおじさんぶりに反省。歩いて帰宅。

スーパーに寄ったら、店内に七夕飾りが出ていた。もうそんな時季か。短冊の願い事は「コロナ退散」と「お金持ちになれますように」。

12,184歩。