三平堂落語会

ねぎし三平堂の三平堂落語会に行ってきた。かなり久しぶり。
前にこの会で、林家錦平さんの「阿武松」を聞いた話は、どこかで覚え書きをしておいたと思う。そのとき以来の二回目。
今回も実は、錦平さん目当てなのですよ。
というのも、先週、錦平さんの独演会が上野の鈴本であって、なんにもなければ仕事が終わったら駆けつけるところだったのに、所用で断念した。
錦平さんの落語も長らく聞いていない。かわら版を見ていたら、三平堂の出演者に名前を見つけたので、思い切って腰を上げた次第。

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思っていたより熱い人

毎日まいにち、夜になったと思ったらまた朝が来て。
日が短くなったせいもあるんだろうけど、時間の経つのがやけに早く感じられますなあ。
有楽町のフジテレビギャラリーで、恒例のオマージュ瀧口修造展をやっているというので見に出かけた。
恒例って言いつつ、前回の展示を見逃していることに会場に着いて気づく。タケミヤ画廊特集だったのかー。瀧口マニア的にはショック。2ちゃん的にいうとorz。
まあ、こちらも毎月美術手帖とか買ってあれこれチェックするほどの気力体力はないですからねえ。しかしオマージュ瀧口展は別だ。

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日々是好日 映画俳優・小沢昭一 「英語に弱い男 東は東西は西」の巻 その2

ふたたび、「英語に弱い男 東は東西は西」の話に戻ります。
前回も触れたように、この映画が公開されたのは1962年。今から40年以上も前ですよ。こう書くと、なんだか途方もない昔のような気がしますが・・・。
ともあれ、ざっと、あらすじをご紹介しておきましょうか。
小沢昭一さんが扮するのは、寿司屋「江戸ッ子寿司」のオヤジ。その名のとおり、江戸っ子気質の寿司職人で、腕前は確か。先年、奥さんに先立たれたが、高校生の娘(田代みどり)と小学生の息子がいる。

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S/Nの余白

東京都写真美術館で、ダムタイプの「S/N」の上映があるというので見に行った。
ここだけの話、18時半からの最終回に間に合わせるのは大変でしたよ。はい。こっちはまっとうなサラリーマンなんですから。
世評高いダムタイプ、しかも「S/N」なのだが、生のパフォーマンスはもちろんのこと、映像を見るのも今回が初めて。そういや、何かインスタレーション作品は、前にICCで見たことあったか・・・。
正直なところ、まあ、あんまり知らないんですよね。名前くらいしか。

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日々是好日 映画俳優・小沢昭一 「英語に弱い男 東は東西は西」の巻

この話を続けようかどうか考えたんですけどね。何しろ、ここのところ小沢さんの映画の話ばかりだから。
ただ、これまで紹介した2作にせよ、これから紹介する作品にせよ、DVDどころかビデオ化もされていない。今後、再び劇場で見る機会があるかどうかも分からない。
であるならば、ぼく自身の覚え書きのために、多少でもメモを残しておこうという、そんなごくごく個人的な動機から、このまま小沢さんの映画の話を続けることにします。でも、あと少しだけですよ。だって、もう2週間以上前に見た映画だし、かなり忘れちゃった。

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日々是好日 映画俳優・小沢昭一 「猫が変じて虎になる」の巻 その3

いつまで経っても小沢さんの映画の話が終わらなくて、自分でも困ってるんですが、まあ、もうしばらくお付き合いください。
小沢さん扮する生命保険の営業マンは、もし一滴でもお酒を飲んだら今度こそクビだと、部長からきつく釘をさされているのに、新しい赴任先は酒飲みばかりの町。ちょっとでも油断すると、いつ何時お酒を飲まされるか分かったもんじゃない。おかげでこの町で小沢さんは、四六時中、ビクビク、オドオド。駅前旅館での扱いも心なしか雑。

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日々是好日 映画俳優・小沢昭一 「猫が変じて虎になる」の巻 その2

えー。遅々としてお話が進みませんが。
その原因のひとつが、前にも書いたように、うちの液晶モニタの映りが突然悪くなってしまったことです。
今にも切れそうなバックライトを極限まで明るくして、液晶のコントラストを目一杯にして、それでなんとか映る程度。しかし、いつまでもこんな画面を見続けていては、視力の限界だ。

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日々是好日 映画俳優・小沢昭一 「猫が変じて虎になる」の巻

さて、1961年の春原政久監督作品「猫が変じて虎になる」のお話です。
皆さんはこの映画のタイトルから、どういうストーリーの作品だと思われるでしょうか。
ぼくはといえば、題名のことはあまり深く考えずに座席につき、さあ、場内が暗くなって上映開始。タイトルロールのバックでは、張子の虎が首を振り振りしている。
後になって気がつけば、このタイトル、映画のストーリーそのままだったりするのですが・・・。もっと早く気づけよ、と言われそうなものです。

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かなりぐったりとしている秋の日

このページの右脇にちょっと書いたが、突然うちの液晶モニターがイカレてしまった。
ま、実は前々からそういう兆候はなきにしもあらずで、それを騙し騙し使っていたところもあるのだが、ここにきて急激に悪化するとは思っていなかった。
多分、バックライトが寿命なのだろうと思う。

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日々是好日 映画俳優・小沢昭一 「大当り百発百中」の巻 その3

「大当り百発百中」の話だけで、だらだらと長くなってしまった。
この映画のことについて、小沢さんは、今年の三月に文庫本が出たエッセイ集「あたく史 外伝」の中で一文を割いている。

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